オンラインブレッド教室
zoomを通じてパン作りを学ぶコースがあって、自宅キッチンより受講した。
パン作りには、こね台、発酵器、オーブンレンジなど大道具や、ボール、計量スプーン、スケパー、木べらなどの小道具が必要だが、それらに加えて今日はキッチンの天板にスマホを立ててのパン作りだった。
レシピ通りに計量した材料を混ぜ、水をさし、バケットなので軽くこね、一次発酵、二次発酵と手順を進めた。画面の向こうの講師先生からは、ポイントポイントでのチェックが入る。特にコネの状態、発酵の進み具合、そして最後の焼成の程度の大きなポイントで見極めていただく。
スマホのカメラレンズの性能も格段に上がっているだろうし、zoomでもパン生地の様子は手に取るように分かるようだ。焼きが少し甘いということで、オーブンを2分延長しカリッとして焼き上がりに仕上げることもできた。
講師先生は自分以外にも全国から参加している二組も相手にしており、それぞれ異なるメニューで作っていた。なので一人に付き切りではなく、時間差で順番に説明やチェックが行われる。パン作りはアイドルタイムが繰り返されるので、そうしたタイムシェアリングが可能である。
そうは言っても、作るのは自分一人であって、講師先生のアドバイスを聞きながらも自分で判断して進めなければならない。普通に教室で習うより難易度も高くなる。
今回は材料を事前に送るサービス付で、計量だけ行うことであったが、それでも自力のウエイトは高く、最後までやり切る努力は必要に思う。オンラインと言えども、パン作りの難しさや手間はつきまとう。そこまでやるかどうかは、パン作りがどれだけ好きか、ということになるのかもしれない。