年明け蕎麦
年越し蕎麦ならぬ年明け蕎麦を食べた
駅前の親爺さんひとりでやってた蕎麦屋
満員の客を順にこなすのに手一杯で、注文取りに来るまで30分近くかかった
まもなくキノコたっぷりの山菜蕎麦が出されおいしくいただいたが、食べ終わる頃に親爺さんが「お待たせして申し訳ないね」と、珈琲カップに甘酒を注いでくれた
熱い甘酒を冷ましつつ、ようやく飲み終わる頃に親爺さんがまた「お待たせして申し訳なかったね」と、今度はポリの包装ごと切った米屋の栗羊羮を手渡しでくれた
客が落ち着いた頃に常連とおぼしき老夫婦から「◯子さんはどうした?」と聞かれると、親爺さん「大晦日から千葉に行っててホームを探してるよ、もう90だし、おかげで店はひとりでやってて、昨日は朝飯昼飯抜きでやって、しまいにお客さんが手伝いだしてくれて。。。」
90歳の◯子さんは親爺さんの母親で、親爺さんの奥さんが付き添いで千葉に一緒に行き、ひとりで店を切り盛りしていることは想像できた
てんてこ舞いではなくマイペースで客をさばき、甘酒や栗羊羮を余裕でサービスしてくれた親爺さん なかなかやる (推定70)