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"新"コーチングスキル辞典

210108.セミナー参加→再読

今朝、コーチ・エイ代表取締役社長の鈴木義幸さんのセミナー『コーチングでリーダーとしてのビジョンを描く』に参加させていただきました。伝わらない非礼を覚悟で、学びのメモをシェアします。

明確なビジョンを描くと、選択的知覚(≒関連情報を察知するアンテナ)が働き、ビジョンを達成しやすくなる。
人間の最小単位は二人(一人ではない)。パートナーがいる、対話が生まれる、その先に力のあるビジョンが描かれる。Think together .
どのような問いを投げかけるかで、構築されるビジョンが変わる。パーパスにアクセスし、リミッターを外し、関係性をイメージして広げる。

そんなこんなで、無性に読み返したくなった鈴木義幸さんのこちらの本。

『"新"コーチングが人を活かす』

たくさんの著書をお持ちの鈴木義幸さんですが、2000年に初めての本を執筆されています。その本のタイトルが『コーチングが人を活かす』。約20年のときを経て、昨年バージョンアップされたのが本書です。

一言でいうと、「コーチングスキル辞典」でしょうか。コーチングのコアとなる技術を7カテゴリー62スキルに整理し、各スキルは、3ページのテキストと1ページの図解で端的に紹介されています。

イメージを持ちやすいように、7カテゴリーを列挙します。

01 相手と自分の発見をうながす
02 相手と信頼関係を築く
03 目標達成に目を向ける
04 視点・切り口を変える
05 主体的な行動をうながす
06 コーチングの達人に向けて
07 チーム・組織に対話を引き起こす

コーチングに馴染みのない方でも、コミュニケーションや対人関係のレベルアップに向けて重宝するスキルばかりです。

馴染みのある方には、自分が実践できているかを確認するチェックリストに最適です^ ^

おすすめスキルを勝手にピックアップ

ここで、独断と偏見で勝手に、62のスキルからおすすめのスキルを3つピックアップしたいと思います。私がどのスキルをなぜ選ぶかは、その時々で変わるはず。セミナーを受けた今の自分の、素直な気持ちで。

[スキル02]答えを一緒に探す

コーチングの醍醐味は、一緒に何かを探索することであり、発見することです。コーチが問いの発信者であり、質問の担い手なのですが、問いは"上から下に向かって投げつけるもの"ではなく"2人の間に置いて、一緒に共有すべきもの"。(本パートから引用)

問いは、2人の間に置いて一緒に共有すべきもの。この表現がとても好きです。問いには力があります。ですが、コーチは力に溺れてはならない。あくまでツールであり、そのツールを使いこなすコーチの姿勢が問われていることを思い出させてくれます。

[スキル21]リクエスト 相手の望みをきく

「今日はどんなコーチングをしたらいいでしょう?」思い切ってクライアントにきいてしまうんです。(本パートから引用)

クライアント(=コーチングを受ける側)の方が、クライアントのことを知っている。クライアントの中にしか答えはない。そんな原点を忘れてしまうと、このようなシンプルで美しく、純朴な問いを投げかけられないのかもしれません。

コーチがクライアントのすべてを知っている必要はないし、そもそもそれは不可能でしょう。謙虚に教えを乞えるコーチの側面も、魅力的です。

[スキル24]視点を変える質問で夢に気づかせる

膜や霧の向こう側に横たわる夢へのアクセスを可能にする。それがコーチの役割です。(中略)上からでは見えないとしても、横に移動したり、下に回してみれば、その姿を確認することができるかもしれません。あるいはその対象から遠ざかってみることで、全体像をより鮮明に見ることができるかもしれません。(本パートから引用)

人は、ある物事を、どれだけ固定的な視点で眺めているか。自分自身がコーチングを受けると、そのカチカチの視点や思い込みの強さに驚かされます。それが膜や霧です。本当は、視点の数だけ選択肢があります。つまり、視点を増やすことは、その人の可能性を広げることに他なりません。

最後に一言

鈴木義幸さんは、まさに「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く」表現してくださいます。"新"コーチングスキル辞典、コミュニケーションのレベルアップに、ぜひ手に取ってみてください。

ピックアップしたスキルのNumberが前半に偏ったのは、決して"最後まで読んでいないから"ではないことを補足しておきますね^ ^

※これまで鈴木義幸さんには、たくさんのことを勉強させていただきました。感謝を込めて、いくつかの書籍を追加で紹介します。

↑ Kindle Unlimited会員の方は無料で読めるようです、すごい^ ^

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