エネルギー自立型プリミティブ農園
先日、①太陽光発電→②サーバー運用→③廃熱できのこ栽培という農園を夢想していると書いた。
しかし、そもそも無加温でのきのこ栽培が成立しているのであれば、エネルギー的にはよりプリミティブに自立している。
わざわざ、①太陽光発電→②サーバー運用という工程を加えることに意味はあるのだろうか?考えてみたい。
重要そうな点は2つある。
ひとつは言わずもがな、据え置きの労働力で経営規模を大きくできる点である。
太陽光発電もサーバーも、稼働してしまえば多くの人手は必要としない。AI による適当な試算だが、1億円を10年で回収するような投資となる。
一方で、無加温きのこ栽培のみの場合、同じ栽培規模と労働力で1千万円を20年かけて回収するという経営の規模感になるだろうと思う。(うちの農園である)
もうひとつは、スマート農業に必要となるサーバーをオンプレミスで運用できる点である。
技術的な利点はさておき、こうしたサーバー農園が広がれば、デジタル赤字への小さな抵抗になるかもしれない。
昨今、世界情勢に生活が翻弄されている。そう実感することが増えた。自給こそ善とは言わないが、経済性を伴いながら高められるのであれば、高めておいた方がよいだろうと思っている。