「まず1回」をやれば、1回で終わらなくなる
「すぐに行動する」ためのヒントとして心理学者の
クレペリンが発見したといわれる「作業興奮」。
簡単に言えば、「作業をすることで脳が興奮し、
その作業を続けたくなる」という作用のことです。
「なわとびを毎日100回跳ぶ」という目標を立て、実行
するとします。
最初の数日は問題なく100回跳べるでしょうが、
何日か経つと、「きょうは寒いし、なんとなく手首が
痛いな」というように言い訳を考え出してサボって
しまったりすることもあるはず。
そして、三日坊主の道に進んでしまうわけです。
こんな三日坊主を、どうやって回避するか?
答えは簡単。それは、 1回でも、跳ぶ!
「きょうはサボりたいな」と思ったら、「また明日から
やろう」ではなく、「1回跳んだら終わりにしよう」と
思うわけです。
1回でも跳んでしまえば、こっちのもの。
なぜなら「せっかくだから」と2回、3回、10回と勢い
づき、結局100回飛べてしまったりするものだから。
1回でも跳べば「作業興奮」が脳内に発生し、跳び続け
ようと無意識のうちに考えるわけです。
仕事も同じで、面倒なのは「はじめていないから」。
だからこそ、「5秒ルール」でとにかくはじめることが
重要です。
参考書籍:『仕事が速い人は、「これ」しかやらない
ラクして速く成果を出す「7つの原則」』
(石川和男 著、PHP研究所)
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