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セルフケア
ストレスチェック制度、というものが導入されて数年過ぎたわけですが、これが個々の労働者にどう影響しているか、というのは色々な統計を見ても今一つはっきりしません。しかし、職場環境は徐々に改善してきているらしいというのは厚労省が行っている労働安全衛生調査の中の一部に出てきています。ストレスチェックの組織分析結果を活用して改善を図る企業が着実に増えてきています。では、働く個人としてはどうなのでしょう。実はストレスチェック制度の主な導入目的は、組織対策以前に自分自身で自分のストレスに気づくこと、が第一でした。これは「セルフケア」と言います。内面的な事なので、周囲のケアよりもまず自分自身でケアするための気づき、振り返るきっかけとなるものにすることだったのです。
では、もし自分が「精神的に参ってるな」と気づいたとして、具体的なセルフケアはどうすれば良いでしょうか?ストレスに対処する方法もいろいろありますが、対処を間違えてしまうといけない、という例もあるようですので、いくつか簡単に紹介します。
わかりやすのは「体調が悪い」場合です。治療や休養が必要な場合は、対処を間違えることは無いと思います。回復するまで治療する、休む、というのが唯一の対策です。
では、「くよくよしてしまう」「自分なんかどうでもいい」という気分はどうでしょうか?皆さんはそんな時どうしますか?例として選択肢を3つ挙げます。
1:「自然に触れ、ペットと戯れる、散歩するなどして一人でリラックスする」
2:「にぎやかな場所に出かけ、友人と楽しく過ごすなど、人と会って話す」
3:「スポーツで汗をかくなど活動を増やし発散する」
世を儚んでしまうような精神状態の時は、人と会ったり活動を増やすことは避けて1人でリラックスするのが良いようです。人と会うと無意識に他人と比べて劣等感を持ったり、活動自体がうまく行かないとますます落ち込んでしまい悪化すると言われています。また、エネルギーを発散するのは一時的な気晴らしには良いかもしれませんが、体力を使うのでこれも間違いです。正解は1ですね。
では、何となくだるい、気力がわかない、という時はどうでしょう?こんな時も、ついお酒を飲んだり遊びに出たりしがちですが、本当は心と身体をいたわる方が良く、温泉に入ったり睡眠をしっかりとるなどすべきです。
また、わけもなくイライラ、むしゃくしゃする時などはスポーツ等で発散するのが良いようです。状況によって必要なケアの仕方は変わってきますので、逆効果にならないようにしましょう。