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医療従事者に「寄り添う」、アットホームなウェビナー|社員インタビュー

医療現場は日々進化し続けており、最新の知識や技術を利用して効果的かつ安心して運用できるツールが求められています。私たちCCO Lab.では、医療従事者や一般の皆さまに向けて「harmoワクチンケア」という予防接種管理サービスを提供しており、医療機関の方々を対象にその使い方などをお伝えするウェビナーを定期的に開催しています。今回は、ウェビナーの運営を担当している社員に、その裏側や想いについて話を伺いました。

渋川 陽子:研究所のテクニカルスタッフ、言語聴覚士としての臨床経験を経て、シミック㈱で統計解析を担当したのち、2021年にCCO Lab.へ転籍。
伊藤 惠美:製薬企業のR&D、コマーシャル部門、人材開発部門を経て、シミックホールディングス㈱で人材育成に従事。2024年にCCO Lab.へ転籍。


ー ウェビナーを始めたきっかけを教えてください

伊藤:業務上必要なサービスを比較検討していた際、各社webサイトに掲載されている情報量が莫大過ぎて探索困難だったため、運営会社が主催するウェビナーに参加したことがありました。自分の理解レベルに自信が持てず質問しにくかったことを他の参加者が質問してくださったり、自分では気付かなかった視点が見えてくるなど、ウェビナーってとても良いなと思いました。

運営側で印象的だったのは、アットホーム感。ラフな格好で、担当者間で掛け合いながら進めており、堅いセミナーと違って、わからない人たちに寄り添える雰囲気を感じました。この形式をCCO Lab.でも取り入れたいと思ったことから、企画がスタートしました。

デジタルに慣れていないために、「恥ずかしくて問い合わせしにくい」と思われている方も、ウェビナーに参加してみると実はみんな一緒で、わからない人がたくさんいることを認識してもらえます。

研修や人材育成の経験を活かして、ウェビナーを運営する伊藤

ー どんな方を対象に配信していますか

伊藤:現在の対象は医療機関の皆さまで、特に医師や看護師の方が多いですね。ワクチンケアは、医療機関と患者さんが一緒に使用していただくことで、簡単に正確なデータを記録することを大切にしています。そのため、まずは医療機関の皆さまにご理解いただき、安定した運用体制を整えることを目指しています。

ー ウェビナーの内容や工夫していることを教えてください

渋川:1回1時間で、前半30分はワクチンケアの使い方、後半30分はQ&Aの時間です。前半では実際の端末や動画を使い、ポイントやTIPSを挟みながら使用法をお伝えします。自院で導入したときのイメージができるよう、ワクチンケア導入により紙での確認工程を削減できた医療機関の事例なども紹介しています。
また、気軽に質問できるような、アットホームで話しかけやすい雰囲気作りも心がけていますね。

ウェビナーの様子

伊藤:ほかに、質問コーナーのまえに質問を考える時間を2~3分ほど設定しています。説明を聞いていると自分の質問を考える時間がないので、この数分を設けることで質問が出やすくなります。

渋川:誰かが質問すると、それに続いて他の参加者からも活発に質問が出てきます。メールや電話で問い合わせする一歩が踏み出せない方も、この流れの中では質問しやすいようです。

ー 参加者からどのような反応やフィードバックがありましたか

渋川:「理解できた」というポジティブな反応が寄せられると、素直に嬉しいですね。フィードバックを基に都度ブラッシュアップもしています。例えば、「静止画より動画の方が分かりやすい」というご意見をいただいたときは、次のウェビナーにすぐ反映しました。小さい規模だからこそ、参加者の意見を迅速に活かすことができる。参加者にとって良いあり方を模索しながら柔軟に運営できるのも、このウェビナーの魅力です。

医療従事者としての経験と視点を活かして、ウェビナーをより良く運営する渋川

伊藤:シチュエーションを設定しながら説明しているため、自院での導入に絡めた具体的なコメントも多いです。導入した際のイメージがしやすいような情報提供ができているのではと感じています。

ー 今後の展望を教えてください

渋川:最近、新たに個別相談会(1 on 1)のご案内を開始しました。現在のウェビナーは音声設定をしておらず、チャットで質問を受ける形式です。文字から質問の意図をくみ取って回答することも大事にしていますが、口頭でコミュニケーションをとり、細かいところまでサポートできる体制も必要と考え、企画しました。
将来的な展望としては、ワクチンや予防接種など社会的に注目されているテーマに関する情報配信ができたらよいなと考えています。そのような啓発活動をすることで、ワクチンケアへの興味につながれば嬉しいですね。

伊藤:ウェビナー参加を経てワクチンケアを導入した「ウェビナー出身者」をパネリストとして招き、実体験を語っていただく内容をお送りしたいですね。苦労した点や良かった点などをユーザー目線でお話しいただくことで、参加者の皆さまに寄り添い、共感いただける情報をお届けできると思います。

ウェビナー運営メンバーと

最後に…

今回のインタビューを通じて、ウェビナー運営の裏側と社員の想いをお伝えしました。CCO Lab.は「大切な人に寄り添う医療DX」を目指しており、ウェビナーでも参加者への「寄り添い」を大事にしています。これからも、私たちは「これがあってよかった」と感じてもらえる、安心感を与えるテクノロジーを提供し、医療現場を支える活動を続けてまいります。


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