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東大社会連携講座 第2回勉強会メモ
先日弊社と東京大学で4月からスタートする共同研究についての勉強会を行いました。30名ほどの方が参加していただきましたが、非常に専門性が高い内容も多く、わからないことがわからないという方もいらっしゃったようでした。
私自身も3年前から物理の勉強をしなおしながら理解を深めようと思っていますが、奥が深いというかより専門的な部分についてはやはり多くの方と連携していく必要性を感じた勉強会になりました。
以下その時に話題に出たもののメモです。
今後の社会の安定的発展と日本の安全のために貢献できればと思っています。
講師: 高橋教授
テーマ: 電磁シールド及びそれ以外のインフラ保護方法の研究
主な議論ポイント
放射線と電磁パルス(EMP)の影響
放射線はさまざまな形に変化(中性子→アルファ線、ガンマ線→陽電子など)。
EMPも二次的・三次的な影響が大きく、単純な現象ではない。
放射線の遮蔽と対策
放射線の種類によって対策が異なる。
中性子は特に対策が難しく、現在のシールド技術では十分にガードできない可能性がある。
放射線とEMPの違い
放射線由来のEMPと電磁的EMPでは影響が異なる。
放射線の専門家が不足しており、研究の進展が難しい。
ガンマ線と物質の相互作用
光電効果、コンプトン効果、電子対生成による影響。
陽電子が反粒子となり、ガンマ線を発生させる影響を考慮。
中性子の影響
中性子によるビット反転や半導体デバイスの故障。
航空機や宇宙船における中性子線のリスク。
半導体の微細化が進むほど影響が大きくなる。
核分裂・核融合によるエネルギー放出について
中性子の挙動による影響(弾性散乱・非弾性散乱・核変換)。
放射線遮蔽に有効とされる物質の特定と活用法の研究。
これらの点の理解と分析が必要となる。
実験とシミュレーション
モンテカルロ法を用いた粒子輸送シミュレーション(GEANT4、PHITS)。
実験環境として核融合反応を用いる可能性。
結論
中性子対策は十分に研究されておらず、今後の課題
EMPと放射線の相互作用についてさらなる研究が必要
インフラ保護のためには、電磁シールドだけでなく放射線シールド技術の発展も不可欠
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