【詩】走らない〜シロクマ文芸部〜
走らない時代はない
先急ぎこぞって前のめり
輝きがさあ来いよと囁けば
誰もが怒涛の流れに身を投じ
一人では決して見ることのなかった
めくるめく世界に目を見張る
けれどそんな急流の奥の奥は
穏やかで柔らかな川底
大切な相手ときらめく水面に
優しい明日の夢を見る
どちらもが行く川
どちらもあるからこその川
あなたが何を選ぶのか
あなたが決めるその場所が
きっとあなたを幸せにする
今週も小牧さんの企画に参加です!
お題は「走らない」から始まる文章。
これは色々書けるなと思ったけ