世界は驚きに満ちている 9 イデ クララ ユカ 2019年7月22日 16:49 早春、銀手毬を買った。フォルムがたまらなく可愛かった。張り巡らされた白い棘も。 花が咲いた。多肉植物に大いなる愛を注いだ祖父の孫とは思えないほど、それらと相性の悪い私、この展開に感動。 しかしこの後、銀手毬は仔吹いて増えつつも、クリスマスツリーのように伸びてとんがった。もはや白い棘さえもなく。おじいちゃんこれは。日照不足だと突き止めて移動させるも・・・ 伸びきった先が膨らみながらますます怪しい形に。これ、銀手毬だよね。これ、進化なの?祖父に比べればサボテンへの愛はまだまだだが、ゲーテの植物変態論ヘの愛は深い私、まさに実地体験中なのか。 振り返れば、購入してすぐ、嘘みたいに蕾がついて花が咲き、首なが竜みたいに恐ろしく伸びて終わってしまった子もいた。一方でもう20年一緒のアロエのような子もいるが、彼らのことはいまだ予想不能。サボテンの声はまだまだ聞こえないらしい。銀手毬が私と多肉植物の新しい世界を構築してくれることを祈るばかり。 いいなと思ったら応援しよう! サポートありがとうございます。重病に苦しむ子供たちの英国の慈善団体Roald Dahl’s Marvellous Children’s Charityに売り上げが寄付されるバラ、ロアルド・ダールを買わせていただきたいと思います。 チップで応援する #日記 #写真 #オリジナル #多肉植物 #サボテン #ゲーテ #観察記録 #銀手毬 #祖父と私 #植物変態論 9