【転職】転職直前に考える、教師を辞める心残り【教師】
kurin(くりん)です。
私は2023年の8月から転職活動を始め、
12月に転職先から内定を頂きました。
今年の4月から新しい職場で働き始めることになり、現在そのための手続きを行なっているところです。
私が勤務する自治体の人事は、
12月の中旬から下旬にかけて異動や留任等の調査を行ないます。
そこで私は
退職
を選択することを管理職に伝えました。
現在は退職に向けた諸書類の作成を行なっているという状況です。
2月になり、
学年末の考査を終えると入試もあることから
生徒が登校する機会が少なくなります。
また語弊があるかもしれませんが、
考査後は時間稼ぎともいえるような行事が増え、
授業やLHRで思いを発信するような機会も減ります。
そうすると、
いよいよ私の教員としての時間も残り少ないと感じられるようになり、
寂しい気持ちが湧き上がってきます。
その中には、
これから先も教師を続けていたならできたであろう、
心残りといえるものが存在します。
そこで今回は
教師を辞めることに関する心残りについて記していきたいと思います。
母校に勤めることができなかった
私は大学を卒業してから12年間教師として働き、
勤務した校数は6校です。
その中には普通科、総合学科、定時制と様々な形態の学校を経験し、
また生徒層もいわゆる困難校から県下で一目置かれる進学校にも勤務しました。
そういった経験の中で
私が高校生活を送った母校で勤務することができなかったのは大きな心残りです。
やはり母校というものは特別で、
腰を据えて勤務したい
学校の発展に尽力したい
と思うのは母校でした。
また私の専門とするスポーツの指導者も母校には長年いないことから、
長期的に顧問を持つことで成績を残したいとも思っていました。
母校はその地域では進学校と呼ばれる部類に入りますので、
これまでの経験を活かして、進路実績の向上にも貢献したいという思いもありますので、
こう考えてみると大きな心残りのようですね。
指導者として全国大会出場や試合優勝を経験できなかった
教師からの転職を考える要因のひとつとして、
クラブ指導をし中心とした休日の多忙化があるのですが、
その一方で、
私にとって顧問として専門のスポーツを教えることには大きな意味がありました。
そもそも私は運動をするのが好きです。
専門スポーツも競技者として成長していきたいという思いもあり、好きなものを仕事でできるのは楽しさがありました。
また技術指導も研究のしがいがあり、
年々その指導力にも磨きがかかっているという感覚もありました。
そのため、
このまま指導者と成長していくことができれば、
全国大会に出場したり、県予選で優勝したりといった成績をおさめる機会も得られるかもしれないと思っていました。
そういった成績だけでなく、
教え子たちが苦境を乗り越え、勝利を掴み取る姿をベンチから見るのは他では得ることのできない喜びでした。
それを味わうことができないのは本当に残念ですね。
外部指導者として携わることもできますが、
学校生活を含めて長い時間を共に過ごすからこそ感じられることだと思います。
妻との仕事談義ができなくなる
私には妻がいるのですが、
妻も私と同様に高校教師です。
夫婦で同じ学校に勤務することはできないので、
学校は違いますが、
最近は回りが同じで、4年ほど同じ学年を担当しています。
そのため、
取り組む内容や抱える課題が似ており、
帰宅後の食事が議論の場になることが多くあります。
その全てが良い会話というわけでなく、
互いに疲れている時はストレスのぶつけ合いのようになってしまうこともありますが、
同じ学年を担当する妻の話は、
いつでも私の刺激になります。
妻はどう思っているかは分かりませんが、
私は妻に対して、
ライバルや切磋琢磨する戦友のような印象を持っています。
それと同時に、
憧れの尊敬すべき教師でもあります。
勤務中には、
妻ならこうするだろうなぁ
という思いに支えられることもよくありますし、
妻のクラスに負けないクラスを作りたい
とモチベーションになることもあります。
同じ世界にいるからこそ共有できるものがあり、
それを活力にすることができたのは、
私にとってありがたい環境でした。
それができなくなるのは寂しいですね。
ただ、全くできなくなるわけではありません。
別の職種でも、
妻も頑張っているのだから自分も頑張ろう
というのは変わりません。
立場は変わりますが、
いつまでも切磋琢磨できる関係でいたいものです。
最後に
上記のように、
教師を辞めることによって手放すことについて記しました。
心残りは多いですが、
こうやって書き出してみると担当する生徒がどうこう、という話ではありませんね。
心残りが生徒ベースでなくなってしまっていることに関しては教師として限界がきていたともいえるかもしれません。
その一方で、
手放すものがあるように、転職をすることで新たな楽しみややりがいを感じられるようにもしたいですね。
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