結った髪に飾る簪

いつもと違う表情が見える

その綺麗な人は私の知らない歴史を纏う

色香薫るずっとずっと遠い記憶

舞妓さんが通る

古都を歩きながら、混ざり合う文化を感じる

異国の人達は珍しそうにこの街を散策する

四年間もこの街で過ごしたのに

碁盤状に形成されたこの街を好きになれたのは最近のこと

どんなに時が流れようとどんなに世界が画一化の波が押し寄せようと

歴史が作った変わらない風景がある



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