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メメント盛り

米をよそってください。
どんぶりか、ちょっと深さのあるお皿です。量は好きにして下さい。腹減ってる人は大盛りで。小腹がすいた程度の人はごく軽めで。
米も、こだわりにこだわったササニシキを土鍋で炊いたこだわりの銀シャリとかでなくていいです。サトウのご飯でもOK。ちなみに僕が使用したのは炊飯器の中に残っていた一昨日の米です。
その上に、牛すじ煮込みを投下します。これは横浜市中区のセブンイレブンで購入して500ワットで2分間温めたものですが、ローソンとかにも似たようなのがあるでしょう。すじ嫌いな人はすき焼きとかでもいいですね。モツ好きはモツ煮込みでもいいと思う。みんなローソンにあります。
その上に、スライスした白ネギ(好みにより1-2cm分くらいを極力薄く)をはらりと散らします。これもこだわらなくて大丈夫です。千葉のネギが望ましいことはもちろんですが埼玉とかでもいいでしょう。
最後に七味を振りかけます。こだわりたい人はここでこだわって下さい。僕は今回、大分の柚子七味というものを使ってみました。
食べる時は木の匙みたいのをお勧めします。米とつゆと薬味を一体のものとして味わえるからです。
牛すじ煮込みの甘い辛い味に七味とネギと柚子の風味が絡んで、それがやや黄色くなってしまった一昨日のご飯と一緒にお腹に収まっていくとき、それは間違いなく一つの幸福であります。
人生は短く、しかも思い通りになりません。
しかし牛すじ煮込み丼はいつも私たちの近くにいます。
死が私たちの生を終わらせるまで、ほっかほかでご飯の上に盛られています。
つまりメメント盛(日記はここで終わっている)

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