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メルマガ小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略

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メールマガジン「小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略」の中から興味のある記事だけお手軽にどうぞ。毎週一回更新。定期購読はこちらから https://www.mag2.com/m/…
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#ナゴルノ・カラバフ

第152号(2021年11月8日) 中露軍事協力との向き合い方、ベラルーシと新「共通軍事ドクトリン」

【今週のニュース】爆撃機と無人機の連携、ロシアとベラルーシの共通軍事ドクトリン無人機を「眼」とするロシアの爆撃機  ロシア国防省系テレビ局「ズヴェズダ」のサイトに掲載された一本の記事が、ロシア軍事ウォッチャーから注目を集めている。ロシアで開発中の新型無人航空機(UAV)を紹介してく中で、ステルス戦闘無人機(UCAV)オホートニクがTu-95MS戦略爆撃機からの遠隔操縦を受けていたという記述がそれだ。  Tu-95MSによるUAVの遠隔操縦という事実自体は2020年12月2

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第120号(2021年3月8日)第二次ナゴルノ・カラバフ戦争を指揮したのはトルコ軍?

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】第二次ナゴルノ・カラバフ戦争を指揮したのはトルコ軍?行方不明になったアゼルバイジャン軍参謀総長  前回の第119号では、アルメニア軍敗戦の責任問題がロシア製ミサイルの信頼性問題と絡まって政治問題化している状況を紹介しましたが、今度は勝利したアゼルバイジャン側の戦後事情にも焦点を当ててみましょう。  アゼルバイジャン軍のサディコフ参謀

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第110号(2020年12月14日) カラバフ紛争でロシアが「非核エスカレーション抑止」を実行?

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】カラバフ紛争停戦の裏側 プーチンの脅しと「非核エスカレーション抑止」? 今年の旧ソ連圏10大ニュースには間違いなくベラルーシでの抗議運動とナゴルノ・カラバフでの紛争再燃が入るでしょう。後者については本メルマガの第101号と第107号で大体の論点は触れたかな、と思っていたのですが、新しい情報が出てきました。 『ニューヨーク・タイムズ』

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第108号(2020年11月30日) 再燃するコロナ危機、新START延長、スーダンの新海軍基地 ほか

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【レビュー】コロナ、資金調達、新型ヘリボーン部隊…国防省幹部評議会の注目点 11月27日、ショイグ国防相出席の下で定例の国防省幹部評議会が開催されました。ロシアでも新型コロナウイルスの感染が再拡大しているということもあり、モスクワのロシア国防省内にある国家国防指揮センター(NTsUO)と各地をビデオ会議で結ぶ形式です。もともとロシアは広大な国なこ

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第107号(2020年11月16日) カラバフ紛争の勝者は誰か、ロシア軍に新核シェルター?ほか

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】カラバフ紛争の勝者は誰か 今年9月27日、旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンの間で突如として大規模紛争が勃発し、アルメニア勢力「ナゴルノ・カラバフ共和国(NKR)」が占拠していた旧ナゴルノ・カラバフ自治区とその周辺領域はあれよあれよいう間にアゼルバイジャン軍によって席巻されてしまいました。  NKR中部から北部にかけてはアルメニア

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第101号(2020年10月3日) カラバフ紛争をめぐる国際関係と米露核軍縮の見通し

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】アルメニアとアゼルジャンの板挟みになるロシア 9月27日、旧ソ連南部のアルメニアとアゼルバイジャンの間で大規模な戦闘が発生しました。  両国はナゴルノ・カラバフ地方の領有を争ってソ連末期から(つまりまだ同じ「国内」同士だった頃から)激しく対立し、戦闘や住民の虐殺・強制移住などが繰り返されてきたという歴史を持ちます。1994年にはロシ

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