テーマ(子育て相談室):第10週(子どもの『買って買って』の要求にどのように対応すれば?)
「親が変われば世界が変わる」のCCC HUMANです。
今日は『子育てお悩み相談室』として、
先週Googleフォームで募集したお悩みに
解決策を提示したいと思います。
では今週のお悩みです。
ご相談ありがとうございます。
先週からさらにお問い合わせいただきありがとうございます。
先週のはしたのリンクですね。
いわゆる子どもの「買って買って」に対して、
どう対応するかというお悩みですね。
その際に、小さなお菓子であれば買ってあげたいし、
それが子どもの「買って買って」を助長しないか、
悩みますよね。
どのように対処して行けばよいでしょうか。
●親自身がしっかりとルールを定める
まず第一に親自身がブレないルールを自分で定めましょう。
これは子どもにルールを伝えるとか、
そういう話ではなく、
どういう時には買ってあげるのか、
どういう時には買ってあげないのか、
そのルールをしっかり考えておきましょう。
そうでないと、子どもの買ってに根負けしたり、
その時の気分によって、買ってあげたりあげなかったり、
いろいろと考え方がブレてしまいます。
そうすると、子どももルールがわからず、
おねだりすれば何とかなる、
と考えるかもしれません。
ルールもそんなに難しく考えなくてもよく、
参考までに私のルールは、
「見てほしくなったものは買わない」です。
これは参考なので、
ルールは人それぞれの考えがあると思いますし、
正解があるものでもありません。
私がこのルールを考えた理由は、
子どもも大人も、見るとほしくなるものだと
思っているからです。
特に欲しいと思っていなかったものを見つけた時は、
テンションが上がってしまっているだけで、
後々考えたら、そう欲しいものでもなかった、
という自分の経験からです。
また、子どもにも本当に欲しいか、
ちゃんと考えて欲しいからというのもあります。
●「買って買って」に対してはまず共感
ルールを決めたら、
今度は子どもとどう接するかです。
「買って買って」に対しては、
まず共感することが大事です。
子どもの買ってには、欲しいという気持ちだけでなく、
愛情を感じたいという想いも込められています。
なので「買ってあげません」で
一蹴してしまうと、
子どもは愛情を感じられなくなってしまいます。
よって、
「そっか。欲しいよね。」
「いいね。欲しい気持ちわかる。」
まずは共感してあげることが
とても大切です。
●買う理由も買わない理由も伝える
共感した後に、買うかどうかを決めましょう。
どちらでもいいのですが、
買う時も買わないときも、
しっかりと理由を言いましょう。
その時に、最初に行っていた親のルールを適用します。
例えば『見てほしくなったものは買わない』というルールなら
買う時なら、
「この前も欲しいって言ってたもんね。今日は買おうか」
買わない時なら、
「見てほしくなっちゃったよね。
でも、見てほしくなったものを、
買ってたらどんどんお金なくなっちゃうから、
本当に欲しいか考えてから買うことにしよう。
だから今日は我慢しようね」
このように、ルールに照らし合わせて、
買う時も買わないときも理由をしっかりいいましょう。
これにより、子どもは
「こういう時は買ってくれるのか」
「こういう時は買わないんだ」
というのが徐々にわかってきます。
●まとめ
子どもの『買って買って』の対応のポイントは、
ルールをブラさないことと、
それをしっかりと子どもに説明することです。
一回で理解してもらえると思わずに
何度もそのルールを伝え続けることが大切です。
それでも、時にはルールがブレることもあるでしょう。
大人だって衝動買いはあります。
そんな時も理由はしっかり考えて伝えましょう。
「今日はママ気分がいいから買ってあげるね」
こんなシンプルな理由でもいいかもしれません。
理由を言わずに買ったり買わなかったりが、
子どもは一番混乱します。
そして、ルールと同じぐらい大事なことは
子どもの気持ちに共感してあげることです。
これがないとルールも何も効果がありません。
子どもの気持ちは理解をしてあげることは、
必ずセットでやっていきましょう。