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テーマ(子育て相談室):第11週(同居家族との価値観の違い)<子育てのお悩みも募集しています>
「親が変われば世界が変わる」のCCC HUMANです。
今日は『子育てお悩み相談室』として、
先週Googleフォームで募集したお悩みに
解決策を提示したいと思います。
では今週のお悩みです。
私は実母と暮らしていますが、
子育てに対する価値観が違います。
私は子どもはなるべく自分のことは自分でやれるように、
主体的になって欲しいことから比較的自由を与えています。
一方で母は少し厳し目で、
私に対して「甘すぎないか」と言ってきます。
これは一例ですが、このように同居人で価値観が異なるのは、
どのようにしたらいいのでしょうか。
ご相談ありがとうございます。
ご相談者の同居人は実母とのことですが、
同居人にもたくさんいますよね。
実母、実父、義母、義父、夫、兄弟、姉妹
いろいろなパターンが考えられるでしょう。
大人同士意見が違うのは当たり前ですが、
それが子育てについて、
ましてや自分の子どもに対してだと、
少し感じ方が違いますよね。
どのように考えて行けばよいかを
アドバイスしたいと思います。
●悪循環を避けよう
価値観が違うと感じ、
相手のことが気になり始めると、
今まで気にならなかったことまで気になってきます。
よくある話ですが、
夫でも、実母でも、義母でも、
今まで気にならなかったのに、
「あれ?価値観が違う。私はこう育てたいのに」
そう思うと、
「そこまで厳しく言わなくても」
「お菓子ばっかり与えて甘やかさないで」
「勉強はそれほど必要ないと思っているのにうるさい」
いろんな細かいことまで気になってしまい、
喧嘩となってしまうことがあります。
そうならないようするのはとてもシンプル。
まず、価値観は違って当たり前。
仕方ないなと考えましょう。
ネガティブに考えるとすべてが悪循環になりますので、
その環境をポジティブに捉える気持ちが大切です。
ポジティブに捉えるために、
子ども視点に立ってみましょう。
●価値観が違うことは子どもにはメリット
価値観が違うのは当たり前と言っても、
それじゃ子どもが混乱する!
そういうご意見もあるでしょう。
しかし、そこをポジティブに考えましょう。
そもそも子どもはいろんな人にいろんなことを言われると、
混乱するのでしょうか。
社会に出れば多くの人がいて、
価値観が違う人に出会うのは当たり前です。
ましてやこれからグローバル社会が進めば、
今の日本の感覚では考えられない価値観に
どんどん触れることになるでしょう。
そう考えると、同居人が複数いて、
価値観が複数あるのは、
子どもにとってもメリットがあると思いませんか?
だから、同居人が複数いて、
価値観が違うことは
子どもにとっては良いことなのです。
●デメリットがあるとすれば・・・
ではデメリットはなにか。
それは、子どもにとっては
「自分のことで喧嘩している・・・」
と感じることでしょう。
つまり、価値観の違いをめぐって、
夫婦や同居人同士が喧嘩をしていると、
子どもにとってはいい影響ではありません。
子どもは
「自分が悪い子だから喧嘩してるんだ」
と思うことがあり、自己肯定感が下がります。
また、
「意見が違えばああやって喧嘩すればいいのか」
「結婚はよくないものだ」
という間違った認識が生まれるとそれは困りものですよね。
よって、間違っても価値観の違いによる喧嘩を
子どもの前でするのはやめましょう。
●価値観をシェアする
喧嘩をしないためには、
まず価値観をシェアしましょう。
その時にアイメッセージで伝えることが大切です。
アイメッセージとは「私は○○と思っている」
という自分を主語にする言い方です。
さらにはその理由も考えて伝えましょう。
「私は勉強よりも大切なことがあると思う。
これからAIの時代が来れば、勉強よりも、
自分で考える主体的な力が大事だと私は思うの。
だから、なるべく自分の力で考えるようにさせてあげたい。」
それに対する反論もあるので、それもしっかり聞き尊重しましょう。
「それでも、新しい考え方は知識から生まれる部分もあると思う。
机に座る習慣は後々役に立つと思うがどうだろうか。」
いろんな考え方がありますよね。
自分の考えを伝えて、
相手の意見もしっかり聞きましょう。
次に大事なのは、子どもの性格に合っているかです。
●子どもの個性を第一に考える
どんなに価値観が立派であっても、
子どもと合っているかしっかりと見極める必要があります。
つまり、価値観をシェアしたといっても、
どうやって子どもと接するかは、
子どもと向き合ったうえで、
試行錯誤する必要があるということです。
どの価値観が合うのか、
また別の価値観が必要なのか、
時代とその子の個性に合わせて、
何が一番合うのか。
価値観そのものを常にアップデートしていく
そういう考えが必要です。
そして、そのアップデートが必要であることを、
同居人との間でシェアするのがよいでしょう。
そして、子どもに合ったと感じた時は、
「こっちの方が良いかもね」
「あなたの価値観の方が合うかも」
と同居人でシェアしていくことも大切ですね。
価値観は親目線ではなく、
子ども目線で何が合うかを考え、
時代や子どもの個性と年齢に合わせて、
常にアップデートしていく意識でいましょう。
●まとめ
価値観の違いというものは、
人それぞれ生きてきた経験や実績によるものです。
しかし、答えない時代という意味では、
今までの経験が必ずしも活きるとは限りません。
そう考えると、価値観を持つことは大事ですが、
同居人の間で
「私の価値観の方が正しい」
と考えることそのものが、
少し偏った見方だと思います。
子ども目線で価値観をアップデートとするという価値観を、
同居人同士でシェアしてみてはどうでしょうか。
●子育てのお悩み募集
このように、子育てのお悩み相談を募集しています。
何かお悩みがあったら是非下記のフォームに入力してください。
では、また来週。