映画館なんて嫌いだー!

表題の通り。映画館なんて嫌いです。
この間藤本タツキ原作押山清高監督の『ルックバック』を見に行きました。もともとタツキの読切が好きなのでルックバックが映画化されると聞いてとても嬉しかった。締切(デッドライン)も過ぎて解放された俺は浮足立ちながらチケットを購入して上映二時間も前に映画館についてしまった。ぼっちざろっくの広告が流れてた。
もともと映画館は嫌いという程でもなかったのです。池袋のどこか凄い映画館で見たレヴュースタァライトもIMAXイオンシネマで見た君たちはどう生きるかもとても良かった。
ここからは怨嗟になります。
ただまぁ、う~ん。大きいスクリーンに大きい音を出しただけのカスみたいな映画館ってあるじゃないですか。あれ嫌いなんです。いや、別にいいんだけどさ。もっと言うと、近くに人が座っているという状況が嫌だ。どうして知りもしない人と同じ映画を観ないといけないんだと心の中の社会不適合性が叫ぶ。クスクス笑うな! 声立てて泣くな! ポップコーン食うな! 動くな! 俺の隣に座るな! もう同じ空間に人がいるっていう状況だけで嫌だ。俺も独り言を呟けないし、むせび泣くことも出来ないし、感情表現が不燃になる。人生でたった一回しかない初視聴をしている際に少しでも映画以外のことを考えさせられてしまうのがとっても嫌だ。劇場で映画を観る際はその激情をしまっておかなくちゃならない。
映画は一人で見たい。だから一人暮らしの部屋に見合わないバカデカテレビを購入しました。酒を飲みながら見れるし、トイレに行くために一時停止だって出来る。俺だけのモニターであり、俺だけの時間、誰に憚るでもなく存分に映画を楽しむことが出来る。みんなも、バカデカモニターを買え。そして誰も映画館に行かなくなって全て配信で公開されるようにしよう。映画館好きには悪いけど。
何も本気で思っちゃいません。それぞれ自由に楽しめ。
ノシ。


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