【高校入試数学】なぜ過去問を使った入試対策をお勧めしたいのか
人生に選択肢を、学びにも選択肢を。
こんにちは、キャリアコンサルタントのあびこです。
中学校で学習指導員を務めた経験から、「良問の宝庫である過去問題集を活用すれば、独学で受験勉強ができる!」との思いで、過去問題の分析表と学習の進め方を発信しています。
(基本的に公立高校の受験生を対象にしておりますのでご了承ください)
こちらの記事では、数学において、過去問を使った入試対策をお勧めしたい理由を解説していきたいと思います。
過去問データベースはこちら
過去問で入試対策をするメリット
過去問は質の高い問題の宝庫である!
公立高校入試の過去問題集は、それぞれの自治体が練りに練った問題の集まりです。
市販の問題集とは質量ともに大きな開きがありますし、塾や通信教育の教材に比べても問題数が多くバラエティに富んでいます。分野やレベルの網羅性も申し分ありません。
公立高校の入試問題は、都道府県ごとに出題傾向の違いはあれど、私立のような超独特な出題は無いため、他の自治体の問題であっても大いに活用できるのも高ポイントです。
低コスト
用意するのはこちらの過去問集だけ。
複数年分やりたければ、×冊数分です。
(高3の夏から始めるのであれば、2年分あれば十分です)
塾や家庭教師を頼むのはもちろんですが、学年や分野ごとに問題集を買うだけでもなかなかの出費です。
教科書の内容が理解できていて、基本的な問題が解ける状態であれば、過去問集にとことん取り組むだけで十分対策できる場合がほとんどです。
先生や友達に質問しやすい
塾や家庭教師から出された課題って、学校の先生には質問しづらいですよね。かと言って次の指導日を待っていると問題の内容を忘れてしまったり…。
友達に聞くのも何となく気後れすることもあるでしょう。
それが「○○県の過去問」だと、ちょっと変わってきませんか?
先生からは「よく頑張ってるな」などと言われ(先生も自分のカバー範囲なので教えやすい)、友達とは「○○県でこんな問題出たんだってー」と話題にしながら教えてもらえる。
もちろんすべての場合にこうなるとは言えませんが…
ここも「過去問」の強さだなと感じています。
(私のいた学校でも「塾の宿題はこっそり黙々、過去問はワイワイ」という傾向がありました。)
「学ぶ力」がつく
独学するにあたっては、「目標に向けて、いま何をすべきか」自分で考えて進めていかなければなりません。
塾や家庭教師を頼むよりずっと不安に感じるかもしれません。
しかし、自分と向き合い、目標を見定め、自ら学ぶ内容や方法を考えることができるようになれば、それは一生の財産になります。
人生が長くなり、社会の変化は速くなる時代、学び続けられる人になる重要性は非常に大きいです。
独学で受験に立ち向かうことは、「自ら学ぶ力」を養い、学び続ける人生の第一歩になるのではないかと思うのです。
では逆に、過去問を活用した学習のデメリットとは何でしょうか。
過去問で入試対策をするデメリット
様々な出題分野と難易度が混在している
唯一かつ最大の難点がコレです。
入試問題は総合問題なので、ワークや問題集のように難易度分けがされているわけではなく、定期テストのように範囲も定まっていません。
しかも、
・見た目は1年生でも解けそうだが、実は3年の冬まで習い終えてないと解けない
・3問目までは2年生の知識でラクラク解けるが、4問目が3年生の内容(しかも激ムズ)
のようなことがよくあります。
そのため、
・パッと見で取り組み始めたものの、なんか解けない…と、モヤモヤイライラする
・簡単な問題っぽいのにどうして最後の問題だけ解けないの!?と、あれこれ力技で解こうとして時間ばかり無駄にする
などという消化不良を起こしがちです。
でも私は思いました。
「こんなにいい教材、ひとつの難点だけで活用できないのは惜しすぎる…!!」
というわけで作りました。「数学過去問データベース」。
過去問データベースを活用して、充実の受験対策を!
過去問データベースには、全都道府県の入試問題の各問について、
・難易度
・出題分野
・何年生から取り組めるか
が、わかるようになっています。
これにより、自分の習い終えた範囲で、取り組みたい分野の、目標に合ったレベルの問題を、自分で選んで学習を進めることが可能になっています。
具体的な学習の進め方はこちらの記事で紹介しています。
このデータベースを活用し、効果的な受験勉強に取り組んでいただけたら大変嬉しいです。
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