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『SIGGRAPH Asia 2024』に参加しました

みなさん、こんにちは開発支援課マネージャーの「樫野」です。

2024年12月3日から12月6日まで東京国際フォーラムで開催された『SIGGRAPH Asia 2024』に参加してきました。

このイベントは毎年北米で開催されているコンピュータグラフィックスの学会、祭典であるSIGGRAPH(シーグラフ)のアジア版で、アジア地域を持ち回りで開催されています。
日本で開催されるのは3年ぶりです。

イベントの内容はCG関連の論文の発表、ゲーム会社や映像プロダクションの作品で使用されている技術やワークフローの紹介などのセッション、CG関連製品の展示、XR作品の体験コーナー、そのほか学生と企業(CG、アニメーション、ゲームなどの分野)をつなぐ交流イベントなども行われていました。

セッションは基本的に英語が使用されているので、内容を聞き取るのが大変ですが、会場によっては、日本語への同時通訳があるので便利です。

セッションの中には日本語が使用されるセッションもいくつかあり、その中でも SIGGRAPH Asia 2024 自体の解説やセッションが行われる会場の移動方法のコツを紹介してくれた「SIGGRAPH Asia の歩き方 初参加者への見どころガイド」といったセッションがとても実用的でした。

会場のマップ

東京国際フォーラムは広くて複数のホールの複数の階に会場があるため、今いる棟のエレベーターで1階まで下りて目的の棟に行きエレベーターで会場のある階まで上がるのは時間がかかるので、各棟の間を繋いでいるブリッジを活用して歩いて移動するのが良いと教えてもらいすぐに活用できました。吹き抜けになっている部分をブリッジで渡るのはチョット怖い感じがしましたが、移動が楽なのですぐに慣れてしまいました。

各棟と各階を繋ぐブリッジ

他にも「テクニカルペーパー」のセッションで発表された論文の内容を分かりやすく解説してくれる「テクニカルペーパーを知る」(DAY1~DAY4まで毎日ありました)といったセッションもあったので難しい計算式や手法の理解にとても助かりました。

個人的には「The Cutting Edge of Preserving Game Development Materials Archives(ゲーム開発資料の保存の最先端)」というセッションが良かったです。
スクウェア・エニックス、カプコン、タイトー、セガといったゲーム開発企業が、開発資料の保存活動の事例や、保存している資料を活用する事例について紹介されて、現在自分が担当している仕事にも関係しているのでとても勉強になりました。
展示会・体験ホールの「Game Development Material Archives」ブースでは、実際のゲーム開発資料やゲーム基盤が展示されていて、めずらしくて懐かしい物をいろいろ見れて嬉しかったです。

展示会場のブース

SIGGRAPH Asia 2025 の開催地は香港なので参加は難しい、またいつか日本で開催されたら行ってみたいです。

サイバーコネクトツー福岡本社 開発支援課
樫野