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急な体調不良への対応

みなさんこんにちは
和歌山市で放課後等デイサービスの運営サポートとメンタルヘルスケアを行なっている臨床心理士・公認心理師の大浦政幸です。わたしたち株式会社Mind Compassは、ノーマライゼーションの実現を目指して活動しています。

さて、今日は放課後等デイサービスでの緊急時の対応についてお話しします。特に、利用者のお子さんが急に体調を崩した場合の対処方法についてご紹介します。

事前の情報収集が重要

まず、利用者の児童の基本的な健康情報を把握しておくことが重要です。例えば、以下のような情報が役立ちます。

  • 基礎疾患の有無

  • 平熱

  • アレルギーの有無

  • 体温が上がりやすいかどうか

  • お腹の調子が崩れやすいか

これらの情報を保護者から事前にヒアリングしておきましょう。そうすることで、緊急時に迅速かつ適切な対応が可能になります。また、普段から起こりやすい症状やその兆候についても確認しておくとよいでしょう。

緊急時の対応方法

実際に児童が体調不良を訴えた場合、以下の手順で対応しましょう。

  1. 体温測定:体温を確認し、発熱があるかどうかを判断する

  2. 場所の移動:大勢の人がいる場所から離し、安静な環境を整える

  3. マスクの着用:感染症の拡大防止のためにマスクを着用する

  4. 水分補給:脱水症状を防ぐため、水分補給を促す

  5. 横になる場所の確保:横になれる場所を用意し、安静にさせます。

  6. 嘔吐用の袋の準備:嘔吐が予想される場合は、袋を準備します。

  7. 安全の確保:発作などが起こった場合に備えて安全を確保します。

  8. 報告と連絡:管理者に報告し、保護者にも連絡を入れます。

体調不良の症状によって対応方法は異なります。日常的にシミュレーションを行い、状況に適した対応ができるように準備しておくことが重要です。

見極めの難しさ

時には、児童が体調不良を装って帰宅を希望する場合もあるでしょう。しかし、「いつものこと」と思って見過ごしてしまうのは危険です。実際に体調不良である可能性もあるため、普段から児童の様子をよく観察し、しんどいときのサインを見逃さないようにすることが大切です。

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事前の準備と日常の観察が、急な体調不良時の適切な対応を可能にします。放課後等デイサービスの皆さんも、児童と接する中で健康状態の変化に敏感になり、緊急時には落ち着いて対応できるよう心がけていきたいですね。

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