いぞん。
優しいって何だろう。
度を超えた優しさ?
それは甘えさせてしまうことになってしまうのに。
分かっているけど
縋りたくなってしまった
いや、私はちゃんと分かっていなかったんだ。
自分の弱さと甘さに反吐が出そう。
でも。
最初は信じてた。
恩義を感じて、優しさを受けて
君が動くことを
その姿勢を見せてくれることを
期待してた。
‘‘君を、何とかするから。
もう君は傷つくようなことはしなくていいから。‘‘
と、そう
君の口から出る言葉を信じてしまった
信じたかった
でも、信じられなくなった
信じられなくなったのは、何故?
何度も期待を抱いた
何度もその言葉を信用した
何度も辞めてくれと諭した
何度もダメなことはダメだと伝えた
それでも。
その度に裏切られた。
私の信用度を下げる、
言動・態度
それに伴う威圧・ピリピリ感
謝罪の意も感じられない発言
我が物顔
言っている言葉と
やっている行動の
ちぐはぐさ。
私が何度も言葉にすることを
聞いてくれないから
何度も言うのに
遮られる。
もう、分かってる。呑み込んでるから
って。
君はそう言った。
私は、
思ってることを上手く言うことが苦手。
それは私の生育歴からくるもの。
君には、それが出来ていたんだけれど。
でも、もう。出来なくなった。
もう、こんな事
しない。
少なくとも
今の私に出来ることではない。
君は、私の言葉を
“言葉の包丁を向けている”
と言った。
君にとっての都合の悪い言葉は
全てそうなるみたい。
では、私の言いたいことや思いは何処へ?
また、書き綴るしかない世界に逝くの?
また、私は汚くて穢れた世界に
戻らないといけないの?
全て、切ってきたのに。
君が、そう、言ったから。
もう、未来はない。
耐えられなかった。
ここは、私の家なのに。
もう、充分休息期間は与えたでしょう?
君も動き出したくてソワソワしてた。
でも、きちんと整えてから。
そう言い聞かせて。
私は真っ直ぐに君を見てた。
でも、次第に診られなくなり
ピリピリとした空気に
居心地が悪くなり
そうならないように
口調に気をつけても
返ってくるのは。
問いかけに返ってくることのない
事実と遮断。
私の中の生理的な拒否が
やがて恐怖に変わった。
それは、
君に誠意のある行動が見られなかったから。
不信に思うことが積み重なっていったから。
君は、
私と居たら真っ当な人間になれるかも知れない。
と、そう言った。
でもね。
私の話を一切聞けないヒトは
自分で変わろうとする意志の無いヒトは
カワレナイノ。
私は
神様でも
女神でも
慈善事業の人でも
ボランティアの人でも
更生施設の人でも
無い。
私は、私なの。
私は、既に
私でいっぱいいっぱいなの。
それでも差し出した私の手を
貴方は小指から順番にもぎ取ってゆくの?
私を守る、と。
大切にする、と。
私の生育歴も含めて。
そう言った君は泡のように消えていった
もう、おしまい。
恋人ごっこにされていた期間も、おしまい。
私はもうカードを切れなかった。
全て出し尽くした。
恐怖で逃げるしかなかった。
私は私の家に戻ることが出来ない期間があった。
その間の君も
事の大きさに気づいては無かった。
何度も居場所を聞いてきた。
怖かった。
外で話し合う為に、
何度も添削して考えた文も
時間をかけて
手で書いた長文の手紙も
君はあっけなく
流し読みをしたように見えた
”この話の責任はどうする訳?”
あたかも。
君にとっては
私が全部ワルイみたいだ。
私は、話の途中から解離していた。
何を言っているのか?
何故そうなるのか?
話の通じなさが
自分の母親と少し重なって
頭の中がショートした。
自分で自覚して
変わろうと、変わりたいと
そこから抜け出さない限り
その先は、只其れだけの道。
嗚呼。
私とたくさん話したことは抜け落ちて
愚痴と捉えられることが遺って
私が優しくしていたことは抜け落ちて
ただ、君は分からないまま
私が冷たくなっていったのを
理由も吞み込めないまま
ただ、
それだけの感情が遺ってしまったようだ。
もう、
私は同じことは繰り返したくない
今回は失敗。
忘れてしまいたいけれど
無かったことには出来ない
それを踏まえて
私は私の人生へ。
—君は君の世界へ。
—私は私の世界で、
もう、決して交わることはない。
根本的な自分を見つめなおす。
大丈夫。私なら出来る。