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第十二回 CB$ FUN CLUB回報 By.TAMUCCIの一期一会

異常な日常の始まり

チームが決まり。イタリアの生活にも慣れてきた、
昼間は梱包のバイトしながら、夕方トレーニング
火曜、水曜、金曜、土曜、日曜(試合)
イタリアには部活がない、町にチームを持ち
クラブチームとして運営している。クラブハウス、シャワールーム、スタジアム、天然芝と、とてもいい環境の中でサッカーができる、そして街をあげてチームを応援している。この差は当時の日本とは大きな違いを感じた。ここでワンシーズンプレイできた事が自分にとって何よりも宝になった。ただ、問題が一つあったのだった。それはステイ先の環境が余りにもサッカー選手の環境には相応しくないという事だった。
後にその出会いが自分の人生を大きく変える事に
なるのだが、ステイ先のチュニジア人のアイケルは
サハラ砂漠のオアシスで管理人が出会い連れてきた
親友だ、それと、管理人のエウジェニオはイタリアの南町アンコナという街からボローニャ大学の法学部の大学生27歳だ。日本と違い浪人が当たり前のイタリアでは珍しい事ではない、今は内容が変わった様だが、そして。モロッコ人のアッサン、挨拶を重んずる日本人としてアッサンに会う度に挨拶をした、少し閉鎖的な感じの人間だった、そんなアッサンが音楽で楽しめる場所があるから行かないないかと誘ってくれたので、従うままついていった、made in BOという野外フェスの会場だった、着いた時にDJ hondaが回していた、アッサンが楽屋までの抜け道を教えてくれて、
握手しに行った。興奮冷めやらぬまま、家路に辿り着き、アッサンに感謝を伝え、その日は床に着いた、
翌日から、アッサンの様子がいつもと違った、
挨拶が深くなったというか、月曜、火曜と
そして水曜日とうとう鈍感なこの俺でも気づいた、
アッサンはゲイだと、まずい、言葉もまだ、対して話せないどう説明すれば良いのか、感謝もあるし、ルームメイトだし、テンパった18で抱える悩みではない、木曜日にいつもの様にキッチンでハシシを焚いてるアイケルに相談した、間違いだった、大爆笑した挙句、アッサンを呼び出しゲイと叫びからかって終わった。金曜日、アッサンを避ける様にバイトに行き、
トレーニングに向かう、選手登録が住んでない俺は
土日の試合にはまだ出れない、なので土曜日はする事がない、部屋にいるとノックが、アッサンだったやあ、今日も夜いくかい?大丈夫、今日は家でゆっくりする、具合悪いのかい?いや、大丈夫ありがとうと
ドアを閉めた、5分後くらいか、アッサンがノックもせずに入ってきた。具合悪いなら僕の広いベッドで寝た方が良いと。きたーーーー、続く。

madeinBO
メイングランド
サブグランド

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