ある類似
東京都のとある委託事業について暇空茜(ひまそらあかね)というニックネームの人が熱心に調べています。詳しく調べられて、その結果が公になると困る人々に訴えられました。誹謗中傷をやめろ、謝罪して賠償しろという訴えです。調査をやめろという脅しですね。
暇空さんはひるまず、調査を続けています。ボクも、この人が守ろうとするものは好きなので、裁判費用の寄付に応じました。
そんな事件のゆくえなどを考えながら散歩していたら、あるものが目にとまりました。肩ほどの高さの棒に縦長の板が付いていて、この場所はどこで北はどっちで鉄道の駅まで何キロあるかなどが書いてあります。夜は先端が青く光ります。おそらく、ここだけでなく、県道沿いにある間隔で立っているのでしょう。歩道の無い部分には無いのかな。
どこかの奇特な人が寄付したのでしょうか。そうではなく、埼玉県の事業として立てたものだとすると、暇空さんの取り組む事件に似たような構造を連想しました。
立っている場所ごとに異なる表示の看板を取り付けたこのような棒を、県道沿いにある間隔でくまなく立てるとなると莫大な費用がかかりそうです。それに対して、たまたま通りかかった旅人がこれを見て、
「ああ、助かった。こちらの方角で良さそうだ」
と思って、こうむる利益はどれ程でしょうか。100億対1くらいでしょうか。
こうした棒を作って立てる事業を請け負った業者は良かったですね。