今話題のCBDとは何??~効果やマリファナとの違いについて~


「CBD(カンナビジオール)」

は、大麻草などに含まれる成分のひとつで、そのリラックス感が人気となり欧米をはじめ世界で話題となっていますが、CBDとは一体何でしょうか。何を原料として作られているのか、知らない人はまだまだ多いのではないかと思います。CBDは合法なのか、期待できる効果副作用の有無使い方などポイントをまとめてみました。

CBDとは

大麻から採れる成分の一種

世界各国のセレブ達をはじめ、多くの人たちが関心を寄せているCBDとは、Cannabidiol(カンナビジオール)の略称です。大麻からとれるカンナビノイドという成分の一つで、麻(大麻草)の茎や種子から抽出される成分です。精神へ与える作用(精神作用)や中毒性がないことで知られており、医療や健康・美容業界から注目を集める成分です。


CBDの期待できる効果と副作用

・ストレスの緩和や不安の軽減

神経に作用し、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質に対する反応に関わります。そのため、ストレスの緩和や不安の軽減といった効果をもたらします。

・不眠症の治療

精神のリラックスや不安の軽減の効果によって、不眠の症状を和らげる効能があります。

・依存症や中毒を緩和

タバコやお酒やその他薬物依存症や中毒にも効果があることも検証されています。

・痛み・炎症を緩和

CBDは身体が損傷して起こる痛みや体内の組織の炎症で起こる痛み、神経損傷によって起こる痛みなどの様々な種類の痛みを緩和することが知られています。

・二キビなどの皮膚トラブル

CBDが皮脂の分泌を軽減し、また炎症も緩和するためです。

その他血圧を下げ、心臓病のリスクも軽減する等たくさん効果があることが証明されています。

≪副作用はほとんどない≫

WHO(世界保健機関)は2017年にCBDについて以下のような報告をしています。”CBDは非常に安全で、幅広い容量で忍容性が良好である。公衆衛生上の問題も濫用の危険性もない”(WHOの報告書にある、「忍容性が良好」とは「副作用がほとんどないかあっても非常に軽い」ということを意味しています。

CBDは合法?

日本では大麻は、麻薬の一種として法律で禁止されています。大麻取締法第一条では「大麻とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く)、並びに大麻草の種子及びその製品を除く。」と記述があることを知っている人は多くありません。大麻草由来の物でも合法的に販売されている物は多いです。例えば鳥のえさや七味唐辛子の中に含まれている麻の実は、加熱処理を施すことで合法的に販売できます。これと同様に大麻草由来であっても日本で販売されているCBDは、厚生労働省・検疫所に成分分析表・製造工程表などを提出し、成熟した茎や種子を原料としていることを証明されているため合法で販売可能です。


CBDとTHCの違い

大麻には数百種類のカンナビノイドが含まれており、大別するとCBD(カンナビジオール)THC(テトラヒドロカンナビノール)の2つがあります。日本国内で薬物中毒者のイメージである「摂取するとハイになって多幸感あふれ、中毒症状を起こす」成分はTHCで全く別の成分となります。CBDは合法ですがTHCは日本で麻薬に指定されている禁止成分です。

CBD(カンナビジオール)=深いリラックス作用が得られる(合法)

◆大麻草の茎や種子から抽出される成分で脳に働きかけ、鎮静化作用がある。
◆神経に直接作用し、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質に対して反応するため、慢性的なストレスの緩和につながると考えられている。
◆よく勘違いされる効果としてあげられる「気分の高揚=ハイ状態」や、中毒性はなし。


THC(テトラヒドロカンナビノール)=ハイになり、中毒性がある(非合法)

◆大麻草の花、穂、葉、根から抽出される成分で精神に働きかけ、中毒性がある。
◆違法薬物としての大麻成分で、医療用大麻などに含まれている。
◆吸引すると、「ハイ」になるといった精神作用を引き起こして依存性があるため、日本では麻薬に分類され規制されている。


容量の目安を知り安全に摂ろう

CBD 配合の健康食品に関しては医薬品的な誤認を与える可能性があるため摂取時期や量、方法などを細かく決めることはできません。あくまで CBD 製品が健康食品であることを念頭に置いた上での摂取量の目安としては、経口摂取や蒸気摂取において CBD の1日あたりの推奨用量は 5~100mg といわれています。

大麻由来と聞くと驚いてしまう人や、抵抗を感じる人も少なくありませんが、日本国内で販売されている物は安全に摂取できる成分です。精神的なストレスで悩んでいる人や、更年期障害などで不安を感じている人への効果を期待できます。自分の症状に合った物を一度にまとめて摂るのではなく、毎日少しずつ摂ることで効果を実感しやすくなるものとして、取り入れると良いでしょう。



参照:https://cbd.co.jp/column/how-does-cbd-make-you-feel/
参照:https://aromicstyle.com/blog/column/cbdとは何?効果や使用方法をご紹介/

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