知らずに損をした、Wi-Fiルーターの罠
01|はじめに
こんばんは、しばです。
突然ですが、皆さんの家にWi-Fiは飛んでますか?
コロナ禍以降、自宅で過ごす時間が増えたり、リモートワークで働く機会が増えたりと、ネット回線は以前にも増してかかせないものとなりました。
スマホ、タブレット、パソコン、TV、ゲーム機…
あらゆる機器がWi-Fiにつながる今、Wi-Fiルーターはかかせない存在ですよね。
僕は最近、TP-link製のWi-Fiルーターに買い換えました。
そして、今回の記事はルーターを買い替えて失敗したお話です。
特にリモートワークをする人にとっては、知っておいて欲しい内容になっています。
長いですが、ぜひ読んでみてください。
02|ルーターを買い換えた理由
我が家で使っていたWi-Fiルーターは、NECのWG1900HP2です。
4、5年前に買ったと記憶しています。
最近、通信中にパケつまりのような症状(通信が止まる)が出始めた為、買い替えることにしました。
新しいルーターに求めることは以下の3つです。
Wi-Fi6に対応
2402Mbbs以上の通信速度に対応
8ストリーム対応
わかりやすく、簡単に説明すると、
最新の規格に対応
通信速度がはやい
アンテナ数が多く、通信が安定する
って感じです。
これらの条件に合致したのが、TP-linkのArcher AX80でした。
実際はややオーバースペックなのですが、お値段もそこまで高くなく(プライムデーで12,000円ほど)、非常に良い買い物をした…ように、思えました。
まさかあんな罠が待っていようとは。
03|v6プラスとVPNパススルーの罠
【①VPNに繋がらない】
冒頭でもお話しましたが、妻は週に数回リモートで働いています。
その際は、自宅のPCから会社のパソコンへVPN接続を行い、リモート操作で会社のパソコンを動かしています。
しかしここで問題が発生します。
ルーターをArcher AX80に変えてから、VPNに繋がらないのです。
色々調べてみたところ、VPNパススルー機能をオンにする必要があることがわかりました。
しかし、ここに大きな罠があったのです。
【②VPNパススルーが使えない…?】
我が家のネットワークは、高速通信が可能なv6プラスで接続しています。
従来の接続方式が一般道路、v6プラスが高速道路とイメージして貰えるとわかりやすいと思います。
当然、ネット回線は早いほうがいいに決まっていますし、v6プラスを使わない理由はありません。
コアユーザーにはデメリットもあるのですが、ここでは割愛します。
さて、VPNに繋がらない話に戻ります。
TP-link製ルーターは、VPNに接続するために「VPNパススルー機能」をオンにする必要があるようです。
しかし、ルーターの設定をみても、どこにもその項目がありません。
よーーーく調べると、TP-linkのHP上でとんでもない文言が見つかりました。
注意1: v6プラスやDS-Liteで接続時はVPNパススルーが利用できません。
/
注意1: v6プラスやDS-Liteで接続時はVPNパススルーが利用できません。
\
大事なことなので2回いいました。
おーーーーい!!!!まじかーーーーー!!!!!
そうなんです。
TP-link製のルーターは、v6プラスで接続している場合にVPNパススルー機能が使えない。
つまり、v6プラスを使っているとVPNに繋げることができないのです!!
厳密にはVPNの方式にもよるのですが、妻の会社で使用しているL2TPでは不可能でした。
盲点…圧倒的盲点!!
以前まで使っていた、NECのルーターでは問題なく接続できており、そんな罠があるだなんて知らなかったんです。
【③v6プラス契約中はPPPoE接続不可能】
「じゃあ従来の接続方式に戻せば、VPNに繋がるんじゃないの?」
そう思ったあなたは勘がいいです!
しかし、僕が契約しているプロバイダ「GMOとくとくBB」にはこんな罠がありました。
v6プラスの契約者はPPPoE接続と併用出来ない。
詰んだ\(^o^)/
結局新しく買ったArcher AX80は使えず、同じNECのルーターに買い替えることに。
結果、問題なくVPNに繋がるようになりました。
04|結論【v6プラス+TP-link=VPNに繋がらない】
結論をまとめます。
自宅の回線はv6プラスで接続されている
リモートでVPN接続する必要がある
上記に当てはまる人は、
『TP-link製のルーターを買ってはいけません。』
(v6プラスで接続されているかどうかは、こちらからわかります。)
大人しく安定のNEC製ルーターを買っておけば、こんなことにはならなかった…。
でもいい勉強になりました。
調べたところ、BUFFALOやELECOM等、一般的なメーカーのルーターであれば、v6プラス接続でもVPNパススルー機能は使えるようです。
(そもそも別途オンにする必要がなく繋がる)
コスパを考えると、TP-linkのルーターはとても良いものだと思います。
現にVPN接続さえ出来れば、普通に使い続けていたでしょう。
ただ、繋がらないと仕事にならないですからね…。
今回はちょっとマニアックながらも、詳しくない人でも有り得そうな事象だったので記事にしてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?