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【潜入!】大人の秘密のテーマパーク・熱海秘宝館①
熱海について
都心から新幹線で1時間弱。
市内各地で温泉がわき、避暑・避寒の地、観光地として知られる。
熱海という地名は、海中より温泉が湧き上がり、海上が熱くなったことから名付けられたとされる。
文芸の中の熱海
【映画】『東京物語』
尾道から子どもたちを訪ねてきた老夫婦が、子どもたちによって、旅行させられた先が熱海であった。
【文学】『金色夜叉』
尾崎紅葉の代表作。しかし、未完。
尾崎の死後、門下の小栗風葉が書き継ぐ。
海岸線に貫一お宮の像がある。
【音楽】『そして熱海秘宝館』
柳家睦による、熱海の情景を歌った歌。
「燃えて暑い海とかいて熱海」とのフレーズがある。
熱海秘宝館と、そこに至るまでのロープウェーについても歌われている。
熱海秘宝館の誘惑
「熱海旅行から帰ってきた息子の様子がおかしい。」でおなじみの熱海秘宝館。
すばらしいコピーセンスを感じさせる、ここには何かがあるに違いない!
ネットで検索して先人の文章を見ていると、目に留まる表現の数々。
まず、私にいつか熱海に行きたいと思わせたのが、【熱海秘宝館に女1人で潜入してきた感想。】という文章だった。
女性一人で熱海秘宝館に乗り込んでしまうところもさるところながら、
撮影禁止の館内の様子を、イラストで紹介するという、とてつもない熱意を感じさせる感想だったのだ。
そこまでして伝えたいことはなんなのだ。
きっとなにかがあるに違いないと思わずにはいられなかった。
そして、「よし、熱海に行こう。行くしか無い!」と思わせてくれたのが、【若者に紛れておっさん1人で「秘宝館」に入ったら不審者扱いされた…】という文章だった。
熱海秘宝館には、ハンドルを回してマリリンモンローのスカートを吹き上げる展示があるのだが、この筆者の書いた、
記者は、氷山を避けるため舵を切る「タイタニック」の船員よりも速くそのハンドルを回した。
という言い回しに惚れ込んでしまった。
「よし私もマリリンモンローのスカートをめくりに行こう」と下心満載で熱海に乗り込んだ。