こんな社会だったらいいのにな。地方の田舎にも行き届けサービス
子どもの支援はたくさんあるのに、大人のやり直しを受け入れる仕組みがまだまだ足りないと感じるのは自分だけだろうか?
去年まで北国の地方で職業相談業務を行っていた。
人口9万人にも届かず、内3万人が高齢者、子どもの出生数は毎年減少し、今年は500人に満たない過疎化の進む地方だ。
まだ救いはあるのが、大きな製鉄所と製鋼所があるから仕事もそれなりにあるということ。
だから大手スーパーや家電販売店、コンビニなどもそれなりに豊富で、車があれば生活には困らない、
そんな小さな町。
平成30年のデータをもとにすると、
公務員給料は600万円近く、全体の平均所得は約288万円。
住民税も隣接する隣町に比べるとちと高い。
所得の差は女性の給料が極端に低いことも挙げられるだろう。
事務員フルタイム正社員基本給12万円賞与なしがコロコロ(ゴロゴロまではいかないが、それでもよく見かけるんだなぁ)
都市から夫の転勤などでやってくる女性には物足りないはずだ。
また、月収20万円を狙える鉄鋼業関係も女性の活躍はまだまだ見込めないのが現状だ。女性用の設備投資ができないと。アポ先で断られること当たり前。
それでも人手不足だ若い男はいないのかと嘆く地元企業。
女性は低い賃金でも頑張って働いてくれるから、工場や事務は男性より給料は安いですが、フルタイム拘束時間は同じ。
育休、産休が取得できないところもまだまだゴロゴロあります。
地元は深刻な人手不足。
しかし、賃金は上がらない、賞与も出せない。訳ありはお断り。会社存続のため若い男性が欲しい。だけど高校中退など若すぎる男性はダメ、スキルのない40歳以上は話にならない など。
地元の労働者の現状と、企業の理想がかけ離れているのがよくわかる。
労働者は賃金が安いのにたくさん働かせられると嘆く。
人の扱いをされない。教えてもらえないのに出来ないと退職推奨される。
退職も後を絶たない。
それを客観的に見ていて考えること。
企業にも、労働者にも、仕事の業務の中でコミュニケーション能力を向上させるサービスがあったらいいのにby田舎
都市には既に民間や公共の団体で設置されているスーパーバイジー的なものが、地方にはない。
出張サービスはあるが、個人が逐一連絡しなければ来てもらえない。不便だしミクロのサービスで終わってしまう。
地元の小さな企業は忙しいと、そのような時間をとらない。必要ないと思っているのかもしれない。
そして下記のように、濁った水槽の水をただかき混ぜるだけのループを生む。
『ただなんとなく雰囲気を読んで、経営者の意図を汲んでくれ。汲めないものは周りとトラブルを起こすから迷惑だな。うん、やめてほしいな。若くは辞めようかな。』
『社会人なんだから。そのくらいわかるでしょ?みんな我慢してるんだから。』
社会人だからこそ、学習は必要だと私は思う。
擦り合わせをする機会が必要だと私は思う。
そして片方だけが学習しても効果は発揮されにくいと考える。
どこかで聞いた、「IQが10違うと話にずれが生じる」と、同じで、自分の当たり前は相手にとっての当たり前じゃない。
その差が小さければ大ごとにならないが、小さいズレの積み重ねや、大きな差は互いにとって損害になる。
退職する理由の1位は人間関係と定説がある。
型にはまらせて仕事を動かす時代は終わってると思う。
雇用側は業務を行う中で、個々の動きを見極め、話を聞いて、修正すること。
雇用される側は自分にはどんなことができて、どんなことが苦手なのか見つめなおし、上司に相談すること。
地元行政はそのような学習の場をもっと周知してほしい。
質の向上がされないと、当然魅力も無くなるわけだから人も来ないだろう。
劇的に変わりゆく世の中に地方は置いてけぼりだ。時間がゆっくり流れてるため、知ろうともしてないのかもしれない。
学びたい。でもどこにサービスがあるのか、お金がない。どうしたらいいだろう。
上司と部下のやりとりについて教えてくれるところはあるの?
自分がどう動いたらよかったのかわからない。
自分が悪かったのだろうか。
どうしたら意思疎通がうまくできる?
このような問題が起こる前に、起こった後も修正できるような第三者によるサービスがあったら、
年齢 性別 経験に限らず、
つまづいても転んでも、お金がなくても立ち上がる人のために、誰もが活躍できる底上げサービスがあったらいい。
by地方民
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