見出し画像

アフリカ民芸品の買い付け旅(その1)

こんにちは。

広報の小海です。最近は暖かくなり外に出るのも気持ち良くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さてCAYAでは今年からアフリカ民芸品の販売を開始いたしました。
「え、なんでアフリカの民芸品?」
と感じた方が多いかと思います。。。

そんな方に向けて、買い付けの様子からアフリカの民芸品の魅力を語っていきたいと思います。

アフリカ民芸品の魅力

セヌフォスツール

・セヌフォスツールとの出会い

日本では中々目にすることがないアフリカの民芸品。
私がアフリカ民芸品に興味を持ったキッカケはある蚤の市で出会ったセヌフォ族のスツール。1本の木から削り出した力強いフォルム、そして使い込まれた木の感触は時間を経てきたものたちが持っている味わいを感じました。

「アフリカ民芸品で新しい暮らしの提案ができないか」

用の美を追求したプリミティブな佇まいは和と洋、一般的な日本の住居空間に組み合わせることができるデザイン性を秘めていると実感してからは、CAYAメンバーと共にどうやって買い付けに行こうか、他の国にはどんな民芸品があるのかとリサーチする日々を過ごしました。

ケニア ギリヤマ族のウッドボウル


・旅の準備

「セヌフォスツール」について調べていくと西アフリカのコートジボワールに暮らすセヌフォ族が生活民具として古くからの作っているという情報を得ました。

買い付けに行くなら原産国に行ってみたいと思ったのですが目的地はサハラ砂漠の南部に面している西アフリカ。正直、感染病やテロなど悪い連想をしてしまいます。しかもネットにも情報が全然ありません。
(「地球の歩き方」にもありませんでした。。)私の周りの旅仲間に相談したところ、仲間の一人が南アフリカに旅行しに行く情報を聞きつけたので、彼に同行することに。
まずは南アフリカを訪れてから、目的地のコートジボワールに行くことにしました。(まずは南アフリカで体を慣らそうと思ったのです。)

○ワクチン予防接種
西アフリカ諸国に旅行に行く際、いくつかのワクチン接種が推奨されているいます。推奨ワクチンの数は10種類。そのうち、黄熱病、破傷風、B型肝炎など数種類のワクチンを受けました。またコートジボワールではマラリアが流行しているので薬を持参することにしました。ワクチン、マラリアの薬で合計5万円ほどかかりました。。。

○ビザの取得
私が訪れる予定のコートジボワール、ケニア、エジプトに入国するために観光ビザの取得が必要。一昔前であれば大使館に行きビザの申請をしたのですが、現在ではインターネットで申請できるE-VIZAが流行しています。だいたい一カ国につき8000円ほど申請料が必要でした。
(↓のサイトで申請しました)

コートジボワール↓

ケニア↓


準備を終え、成田空港から出発

-

【南アフリカ】アフリカ最大の商業都市ケープタウン


アフリカ大陸の最南端、インド洋と大西洋を結ぶ要衝の地に位置する南アフリカ。
南アフリカ南部に位置するケープタウンはおよそ600年前、航海士のヴァスコ・ダ・ガマがアジアとヨーロッパを繋ぐ航路を開港して以来、世界的な貿易の中心都市として栄えてきました。そんな様々な人種が品物が行き交うケープタウンは当然、アフリカ諸国との貿易も盛んな都市でもあります。

日本を出発して約21時間、10月のケープタウンは平均気温24度ほど。
南アフリカでのコミュニケーションは英語で大丈夫ですが、現地の人たち同士ではアフリカーンスという南アフリカ特有の言語で会話をしていました。


市内から眺められるテーブルマウンテン

ケープタウン市内の様子は想像以上に近代的。コロニアル風の町並みと近代的な高層ビルが混在する港町。昼食はケープタウンのファーストフード「フィッシュ&チップス」を堪能しました。身が厚くて衣はカリカリふわふわで最高でした!

近代的な街並み
ビックサイズのフィッシュ&チップス(700円)

昼食後、今日はケープタウン観光の中心地、ビクトリア&アルフレッドウォーターフロントに行きました。

人気のスポット、ビクトリア&アルフレッドウォーターフロント
African Trading Port

ビクトリア&アルフレッドウォーターフロントはラグジュアリーブランドからローカル色たっぷりのブティックまで無数のショップが軒を並べるショッピング・モール。その中にあるアフリカ全土民芸品が集まる噂の【African Trading Port】へ向かいます。

とんでもない数の民芸品たち

中に入ってみると中はまるで巨大な博物館のようでした。
1階〜5階まである建物は、隅々まで各国の民芸品が敷き詰められ、中には木のベットやボートなどの巨大な家具も展示されており、一つ一つじっくりと見ていくと1日ではとても回り切ることはできません。

巨大なセヌフォスツールも発見!
小さなアフリカンスツールたち

4Fのにはお目当てのセヌフォスツールに出会うことができました!
こちらの高さ60cmの巨大なセヌフォスツールは値段も中々高い。。。
アフリカンスツールはセヌフォだけではなくジンバブエや、サンビア、ケニアのスツールも。それぞれ模様や形に特色があって興味深い、どのスツールも使い込まれたアンティークの質感が気持ちよいです。いくつか購入するために滞在中にまた訪れようと思います。

気づいた時にはもう夕暮れでした、テーブルマウンテンが美しい

-

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!
この連載でCAYAのアフリカンアンティークの商品を身近に感じてもらえるよう記事を書いていきたいと思っております。

次回は南アフリカの西ケープ州ドライブ買い付け旅の様子を投稿する予定です。

ご興味のある方、ぜひ次回の投稿をお楽しみにください!

________________________________________________
『CAYA』
CAYA=カヤと読みます。
時を経て魅力を増すもの。時代が巡りまた別の美しさが感じられるもの。
CAYAは革製品やアンティークをはじめ、様々な道具と暮らしのご提案をしています。

________________________________________________








いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集