夢をかなえた、っぽい。
暑い暑い梅雨の中休みを越え、梅雨空へ逆戻り。
そんな中、わたしはというと
かねてから興味があったRPA周りの研修に参加している。
はい、脳内パンク状態です。笑
最初はWordExcelから入ったのだが、なんせ自己流で対応していたので
「そんな機能あったんだ!」と発見ばかり。
if関数とVlook関数は自信をすこし増して「できます」と言えるようになった。
RPAは楽しい、というか
システムに慣れるのはわりと早い方で。
基本さえ覚えればあとはAIさんやGoogle先生に聞けばなんとかなるっしょって思っている。令和をかじれているだろうか。
マクロやVBAでゴリゴリコードをすぐに書き始めたのだが
うおおおおおおおおお
って心の中で叫びながらコードを書いていた。
脳内発狂しつつwふと気づいたんですよね。夢叶えてるなって。
「VBA」
わたしはこの3文字への憧れがすごかった。
もう10年くらい前になる事実にびっくりしているが、
わたしはとある会社でヘルプデスクの仕事をしていた。
最前線にたってお客さんの状況を聞いて、
一次対応できそうなら口頭でご案内。
二次対応が必要そうなら、エンジニアさんへ引き継ぐという仕事。
損保コールセンターからの転職で、最初こそ気合が入っていたが
メカ的なものにめっぽう弱いわたしは、限界を感じていた。
「長く続けていけそうにない・・・」
そんな中。
「ヘルプデスクのデータ可視化」「業務効率化」
が目的だったような気がするが、電話を取らず毎日毎日ゴリゴリコードを書いている先輩がいた。
毎日毎日コードを書いて、上長に見せて、怒られていた。
お昼は絶対ひとりでご飯を食べたいわたしなのだが、
その先輩とはうまがあったので、珍しく
毎日毎日その先輩とお昼ご飯を食べて、松潤の話をしていた。
「電話を取らない」ことにまず憧れすぎて
「VBAどうやって覚えたんですか」と聞いたら
「この会社入ってはじめて触った。ちーちゃん(と呼ばれていた)もこっち極めてみるのもありじゃない?」
未経験でもいけるらしい。
その上長ともうまが合ったので、相談してみたら
「これから勉強するならRubyがいい。調べてみて。やりたいなら言って」
と言われて調べたら難しそうだったので挑戦もせず。
(というか、ここでしっかり考えておけば今頃エンジニアだったかもしれません。このころわたしは最高に浮かれておりまして。ここまで浮かれていたのは今のところ人生最大です。わざわざ駅の反対側の飲み屋で待ち合わせしてたなぁ・・・遠い目)
先輩は、怒られつつもツールを作り上げていた。
達成した後のコンサートは格別だったそうだ。
もくもくと何かを作って、それが業務の効率化につながるって素晴らしいな。電話対応とか、できるけど得意ではない。わたしもこっちの世界に行きたいな、でも無理だろうな。
そんな思いは、ずっと持っていたような気がする。
メカに弱いことで、ずたずたになりこの会社を退職したので、「電話ばかりじゃない、オフィスワークの仕事がしたい・・・」と派遣に切り替えることになるのですが。
ずっと「未経験でゴリゴリコード書いている先輩」のことは脳裏に残っていました。
そして、ずっと「そっちの世界」にあこがれを心の隅で抱きつつ、
アシスタントとしては経歴を重ねていきました。
そして。
アシスタントした2社がいずれもIT企業だったこともあり
システム系には強くなりました。
メカは苦手だけど、無形のソフトウェア・ライセンスなどにはさほど抵抗感がないこともわかりました。
そんな中、見つけた「VBA・RPA集中講座」
無料でした。
受講する時間がある。
未経験でもいけるって先輩が言ってた。
今は、IT系の免疫がついたからきっとあの時とは違う
秒で受講を決めました。
実際ヒーヒー言ってはいますけど。
10年越しにやってみたかったことができて幸せです。
あともうひとつ違うこと。
習ったことをすぐ試せる場があること。
あの時は「VBA使って、正社員になって、ボーナスもらって安定して」と考えていたけどそこはだいぶ変わった。
VBAもRPAもすべてツールのひとつであり。
わたしがしてみたい「中小企業・個人事業主の業務効率化」のために必要だって確信しているから受講している。
目的がある勉強はたのしい。
私はマニュアルを作るのが得意なのだが、
「物事の分解化」が得意なのとイコール、すなわちプログラミング思考はちょっとできていたことも今回受講して分かった。
変わっていないこともある。
あの頃も、
仕事はちゃちゃっと終わらせて、あとは馬が合う人たちと過ごしたい。
仕事自体馬が合う人メインでできたら幸せだ。
今でも、まったく同じことを考えています。
そのために、武器は多い方がいい。
「そんなこと考えてたんだ、いいじゃん、今はそういう時代だよ。応援してる。共働きなら都内でも大丈夫だね。なんかあっても師匠(先輩)もいるしね」
こちらの夢はどこかへ行ってしまったけれど。
あーそんなこと言われたなぁと今思い出した。
「なりたい自分」にちょっとずつちょっとずつ、近づいている。
すごい人になりたいとは全然思っていない。幸せを感じられる自分でいたい。そんなことを思い出したのでした。