ク〇カンの新作。
IWGPも木更津もタイガー&ドラゴンも大好きなので正直ガッカリ。
これまではセンスでどうにか支持されてきた作家がそれに胡坐かいて制作して、『セックスエディケーション』みたいなメチャクシャセンスある皮肉というか風刺的なユーモアを対して世の中の事調べもせず、無知なまま作ったからドチャクソスベってるって感じ。
学習に対しての前ステ生ラッシュが足りてねぇ…。
忌み嫌うその言葉の中身それに含まれる人間や実情、そこまで知って初めて皮肉や批判、風刺ができようものなのに、形骸化されてしまったその言葉そのものだけを追いかけて批判している感じ。
これが昭和→令和のタイムスリップで昭和の価値観を笑いつつ現代の価値観を見直す風刺ドラマとして機能させるのであればどちらも俯瞰できてるべき平成生まれの作家とかならうまくいったのかもしれない。
現代においてまだ家父長制のように根深く残滓として残る昭和の価値観が見え隠れする作家が作ってしまったゆえにおきた悲劇とも言えよう。
現代に生きてもなお生まれた時代に我々は取り残されるのだ。ゆえに、皮肉をジョークとして言うためには多大なる考証が必要になる。作家一人の手には負えない。
すくなくともセックスエディケーションはかなり高い水準でそれが出来ていて、エポックメーキングな作品になってたと思う。
なんだろうな、上手く例えられないけど「トイレが水洗じゃなくて臭い」
水洗トイレの概念を調べずどうして臭いのかも考えずにトイレそのものを臭いからなくせって言ってるような感じ?
俯瞰できてるようでできていない。スベッてる。
とりあえずノンバイナリのアタシから言えることは、ノンバイナリーのキャラが登場したら起こしてくれ、ということだ。
そういってアタシはそのまま永遠の眠りについたのだという。(BADEND)
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