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性格の悪い俺は他人への誹謗中傷を通じてでしか自己内政に浸れない。(日記)

たとえばもし、俺がお前に鋭い言葉の刃を向けているとき、俺はその刃をバレないように自分に突き刺しているのだ。

自分自身に向けるべき批判を素直に自己にむけられず、自分に似た欠点を持つ人間を集めて批判することで反面教師的にしか自己改善に向かえないその不器用さ、いや、不器用さに胡坐をかいただけのただの屑。
それがSNSによっていともたやすく他人を見つけやすくなっているのがさらに屑に拍車をかける。

このことでおれはいずれどこかで裁かれるべきだ。

たとえばもし、俺が、お前を、刺すような、言葉のナイフを、お前が目に、耳にしたとき、それは本当はお前に向いているのではなく、俺が、俺のために、俺自身に向けたものなのだと、そう、気づいてほしいのだ。


さて、最近の個人的なトピックスはといえば

・転職した
・転職先2か月目にしてパワハラ上司にいたぶられやめたくなる
・ヨコトリいった(めっちゃ楽しかった)。
手癖でロックバンドをやるな
・スト6たのしいけど時間がねぇ
・曲作りたいけど時間がねぇ
来月ライブがある。

このぐらいのもので。

今日は来月(6月)のライブについての所感、面持ちをここに日記として書いていきたい。

6月にライブします!

アタシは趣味でmotherpillというバンドをやっています。
趣味でやることと、職業として音楽家をやることの決定的な違いは権威化しないところ、他者介入の少なさ、それの足かせのないことによる自由度の高さであるとおもう。

しかしながら、アタシのやっている音楽ジャンル的にハードコアパンクというジャンルはどうしたってそういった使い古されたクリシェを「そのほうが気持ちいい(かっこいい)」からと選択しがちである。

それがたとえストレートエッジのバンドであっても楽曲的には快楽優先的に音韻選択を無意識にしてしまっているというきらいがあるように思える。
ここでこのフレーズを入れたらかっこいいだとか、気持ちいいだとか、盛り上がるだとか。。そういうのだ。

じっさいアタシはコード分析やメロディ分析をしてるわけじゃない(しするつもりもない)からテクニカル的にはこの話を広げるつもりはないのだけど、
そういった部門の話で自分がメンバーと一緒に盛り上がった象徴的なハードコアバンドがあるので紹介したい。

The Armed - ULTRAPOP

the armedはデトロイトで結成されたハードコアパンクのバンドで
このアルバムにはこれらのジャンルを好いてる人なら名前を無視できない
コンバージや、デリンジャーエスケーププランのメンバーが参加しています。

しかし一聴すると、どう聴いたってハードコアパンクの曲には聴こえない。
彼らの意図はまさしくそこで彼らがこのアルバムをリリースした時のインタビューにて詳しくは覚えていないので調べてほしいのだけど、要約すると

サブジャンルはそれ自体が前述したようなこういうフレーズが気持ちいいみたいなフェティシズムになりえてそれがアートそのものの生命力のアンチテーゼになってしまう。
だからこのアルバムで「ヘビィ」な音楽に対するフェティシズム(期待)に反抗する事であらたな緊張感をもたらそうとする。

うろおぼえ出典

というようなことを言ってて
実際the armedの出した『ULTRA POP』、次いでリリースされた『Perfect Saviors』はかつてのハードコアパンクには見られない一聴するとポップミュージックにも聞こえてくるような楽曲が多くみられた。
にもかからず、トータルでアルバムを聴くことで彼らのパンクの精神であったり「俺たちはハードコアパンクである」というアティチュードは必ず感じられる素晴らしいアルバムであった。

と、いうようなことをメンバーの三木くんと話してめっちゃ盛り上がった。

実際に、並べるのが畏れ多すぎるが、我々のバンドも所謂”激情ハードコア”におけるクリシェを消費的・搾取的な視線で嫌味のようにワンフレーズだけ引用して使い、その実激情ハードコアではなく我々はポップミュージックをやっているみたいな顔をして活動するニヒリズムみたいなところから活動始まっている。

(これはthe armedに感銘を受けたから、とかではなく当時motherpillはメンバーの三木君があまりにも激情ハードコアが好きすぎて持ってくるフレーズ持ってくるフレーズがあまりにも”それ”すぎるからいったん無視して曲作りするというところがスタートなせい。)

ロックのサブジャンルの楽曲におけるお決まりのフレーズ、使い古されたクリシェに対する批判的な目線。
をあえてそれを嫌味なまでに引用し冷たくあしらい、コラージュの一部とすることで表明していたつもり。

そんなバンドが、激情ハードコアのイベントに呼ばれて出ていたのだからほんとに畏れ多すぎる。
批判的な目線をもっていて、それをバンドのサウンドに出しているのに広い心でイベントに呼んでくれたあるいは面白がって呼んでくれたひとらには今でも頭が上がらない思いです。


あと一応ここで言いたいのが現行の激情ハードコアバンドを批判するつもりはなくてそう言った自分らがバンドやるならそういったフェティシズムに批判的な目線でやってみたいというただの作家的な目線であります。

「激情ハードコアサイコーだいすき」

urutora poppu

さて、我々は結成してから再結成前までのこれまで「お決まりのクリシェを引用して崩して使いそこに潜むフェティシズムを露わにして批判する」という目標をなんとなく持ちながらハードコアバンドをやっていたわけですけども
新曲では
the armedのウルトラポップに倣い、「お決まりのフレーズを全く使わずにハードコアじゃない曲を作り、でも聴くとハードコアバンドに聞こえる」という目標で曲を作っています。

さて、さいきん僕が大好きだった90年代~00年代の伝説のハードコアバンドが次々と復活して個人的なトピックになっています。

The blood brothers 
saetia

orchid
とか、とか、
我々も実は2018年に一度解散して最近また再始動したわけですけど、そういった
所謂 ”伝説のバンドの復活ライブ”
に対しては自分たちはならないぞという批判的な目線をもって臨みたいと思っております
(そもそも次のライブはしってぃーはんたー2さんのリリパライブだ!!おれはリリースを祝うぞ!!!!)

伝説のバンド大好きです。
彼らを批判する意図がないという前置きを置きつつ、でも自分たちは
「当時やっていた曲を思い出フラッシュバック的に流すライブ」には否定的であり、そもそもそんなに熱心に活動していたバンドでもなかったし、伝説のバンドですらないので、だからこそ新人バンドのつもりで、新曲を作り。

これまでやってた曲もできるだけ今の自分たちに合わせてアレンジしてライブに臨むつもりでございます。
そういう準備を今している最中でございます。

これまでのmotherpillが好きだった数少ない友達たちには申し訳ないですけど、あの頃の曲はそのままではやりません。
人は流動的に移り変わりますので、新しいバンドと思って聴いてくださるようお願い申し上げます。

では!!

対バンサイコーのサイコーイベント告知のコーナーだ!


みろ!

 見ろ!以上!

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