古典ギリシャ語のわかりにくいちっちゃい語たち・・・その2
§4 従属節3 理由を表す副詞節
4-1理由を表す副詞節を作る接続詞
a. 理由・・・ὃτι, διότι, ὡς
b. 理由と時の意味をあわせもつ(英語のnow that)・・・ἐπεί, ἐπειδή, ὃτε
Ἀλέξανδρος Κλεῖτον ἐφόνεθσεν, ὃτι Φίλλιπον ἐπῄνεσεν.
アレクサンドロスはクレイトスがフィリッポスを褒めたので殺した。
Ὀ πατήρ ἐκόλασε τον υἱον, ὡς κακός εἲη.
父は息子を(彼によれば)悪かったので罰した。(このように理由を表す副詞節中にottativoが使われると主観的な理由を表す)
Ἐπεί ῾θμεῖς ολθ βούλεσθε σθμπορεύσθται, ἀναγκη ἐστί μοι μεθ`ὑμῶν εἶναι.
今や君たちは私と一緒に旅行したくないようなので、私が君たちとともいいるのが必要だ。
4-2 名詞化された不定詞(infinito sostantivato)を使った表現
διά (+名詞化された不定詞のacc)やἐπι(+名詞化された不定詞のdat.)でも理由を表すことができる。
Ὀ γέρων κατελείπετο διά τὸ μηκέτι δύνασθται πορεύεσθαι.
老人はもう歩けなかったので見捨てられた。
4-3 分詞を使った表現
a. 客観的な理由 ἃτε,οἳον, οἳα
b. 主観的な理由 ὡς, ὡσπερ, καθάπερ
これらのあとに分詞をもってくることでも理由を表せる。分詞は意味上の主語と人称・数を一致させることもあるが、させないこともある(絶対分詞?partecipio assoluto)
Ἐπαιάνιζον ἃτε νιήσαντες. 彼らは勝利したので凱歌を歌った。
続きはまた後日かきます〜〜