弔辞
昨年9月7日に音声SNSクラブハウスで、ある方の生前葬に参列した。クラブハウスで出会ったりかさんという女性の生前葬だった。まだ実際にお会いしたことはなく、さまざまな話題について意見交換をしたり、経験談を共有したりする声やメッセージといった言葉だけのお付き合いだけど、昨年頂いた大切なご縁の一つだった。
生前葬の後の「精進落とし」で、モデレーターの方が読み上げてくださったりかさんへの弔辞を何らかの形で残したいと思い、ご本人の了承を得て、下に記すこととした。
大学でイスラム美術を学ばれていたりかさんがイスラム教に興味を持って下さり、私がイスラム教に関するお部屋を開いた時に来て下さって、りかさんとの交流が始まりました。
住んでいる国も違いますので、クラブハウスが無ければ恐らくりかさんとは出会うことがなかったかもしれません。そんな世界は想像するだけでもつまらないです!りかさんの知的好奇心、常に学ぶ姿勢からはいつもたくさんの刺激を頂いています。また、はっきりとご自分の意見を表明されるところも大好きです。
何よりイスラム教というあまり日本人には馴染みのない宗教にこんなにも興味を持って頂き、色々なお部屋で関連の本を紹介してくださることがとてもありがたいですし嬉しいです。本当にありがとうございます。
りかさんは(陰陽五行の本質が)「土」ということで、いつもどっしりとした土壌をお持ちで、同じ土族として、とても親近感を覚え、勝手ながらいつも気が合うなぁと思っています。積極性、行動力、抜群の安定感と包容力に加え、鋭い視点や深い洞察。りかさんという人にとても魅力を感じます。これからもたくさんのことを学び、それを多くの人たちとシェアし、ご自身の人生、また周りの方達の人生も豊かにされていくのだと思います。
りかさんが今ここにいらっしゃること、りかさんと出会えたこと、全てが偶然ではなく必然。でもそれは当たり前ではなく奇跡である。りかさんという1人の人のことを考える時、その背景にあるご先祖さま達の物語や関わった全ての人達との物語に思いを馳せつつ、感謝の気持ちでいっぱいになります。
「時間の使い方は命の使い方」りかさんのすてきな声でこの言葉は私の心に刻まれました。私達はりかさんが実践されている生き様を通してその言葉の真髄を感じているのだと思います。
これからもりかさんらしく歩んで行かれて下さい。そしていつの日かお会いしてりかさんを抱きしめることが出来る日を楽しみにしています。