ハンドメイド作家になるには何をしたらいいの?
アクセサリーや編み物など、年代を問わず人気の趣味であるハンドメイド。100円ショップで気軽に材料が調達できるので、始めやすいのが嬉しいですよね。
副業としても人気のハンドメイド販売。
在宅でできるので、主婦の方を中心に趣味の延長ではじめる方もたくさんいらっしゃいます。「ハンドメイドが好きだから仕事にしたい」「これからハンドメイド作家として仕事をしていきたい」と思われている方へ解説いたします。
ハンドメイド作家とは?
ハンドメイド作家とは、自分で制作した作品を販売する人のことです。
アクセサリーや編み物、ファッション雑貨、洋服、ワイヤーや木を材料としたインテリア雑貨を販売している方まで。自分で制作した作品を販売することを、本職または副業としている人のことを『ハンドメイド作家』といいます。
ハンドメイド作品の作り方を教えている講師なども『ハンドメイド作家』といえますね。しかし、本記事におきましてはハンドメイド作品の制作から販売をしている人を『ハンドメイド作家』と定義させていただきます。
ハンドメイド作家になるにはどうしたらいい?
「『ハンドメイド作家』と名乗るには何か許可が必要なのではないか?」と思われる方も多いでしょう。しかし、そんな心配は必要ありません。
自分の作品を誰かに買っていただいた瞬間から、あなたはハンドメイド作家としてスタートできます。
ハンドメイド作家になるために必要なことは大きく分けて3つです。
自分の作品を制作する
出品する
購入してもらい、代金をいただく
趣味ではなく、仕事として継続していくのであれば、それぞれのステップの中で気を付けたいことはたくさんあるでしょう。けれども、「ハンドメイド作家になりたい」ということであれば、これだけであなたも『ハンドメイド作家』と名乗ることができます。
ハンドメイド作家に向いているのはどんな人?
作品を誰かに購入していただけたらハンドメイド作家と名乗ることは可能です。
しかし、誰でも簡単に名乗ることができるからこそ「ハンドメイドが好きで、制作を楽しめる」だけではハンドメイド作家に向いているとは言い切れないでしょう。
そして、ハンドメイド販売を始めてすぐには、満足な収入が得られないという厳しい現実があります。
インターネットを利用したハンドメイド販売が盛んになり、約2000万人のクリエイターがいるとも言われている現代。ハンドメイドマーケットminne(ミンネ)によるアンケート結果によると、ハンドメイド販売を始めて1年未満のクリエイターの約7割が『月収5000円以下』という結果となっています。
もしあなたが「ハンドメイド作家として生計を立てたい」「パート代と同じくらいの収入がほしい」と思っているとしたら、制作が楽しめるだけでは仕事として成立しません。
以上をふまえて、ハンドメイド作家に向いている人として挙げられるのは
流行などのリサーチが苦にならない
集中力を長時間持続できる
納期や期日を守れる
気配りができる
「ハンドメイドが好き」という気持ちを継続できる人
だと私は考えます。
制作が楽しめることは何よりも大切ですが、売れなくては元も子もありません。
売れない作品を作り続けてしまうことで、ハンドメイドそのものが苦しくなり、嫌いになってしまう……そんなクリエイターもたくさん見てきました。
「大好きなハンドメイドを仕事にしたい」と思い立ち、ハンドメイド作家になったのに、作ることが苦痛になってしまうのは本当にもったいないことです。
ハンドメイドを仕事としていくためには、お客様に求められている作品を制作し続けなければなりません。
また、ときには同じものを大量に、短期間で制作しなくてはならない状況になってしまうこともあるでしょう。そんなときでも集中力を継続し、納期や期日を守れる人はハンドメイド作家に向いているといえます。
ハンドメイド作家は、梱包や発送も自分で行う必要があります。
どんなに素敵な作品を期日どおり発送できても、梱包が雑だったり、梱包材そのものが汚れていたり、お客様対応で悪い印象を与えてしまうことは避けたいですよね。
もし、お客様対応や梱包が苦手で自分は作品の制作に集中したい、という方は外注を視野に入れてみてもいいかもしれません。もちろんその分、人件費などはかかりますが「制作に集中しないと売り上げが追い付かない」という嬉しい悲鳴を上げている方は検討してみてもいいかもしれません。
ハンドメイド作家は、「在宅でできる主婦に人気の職業(副業)」としてメディアやSNSでも度々取り上げられることがあります。しかし、実際は制作や出品、梱包・発送、お客様対応から材料費などの経費管理、売上管理など、個人営業としてやることが多い大変な職業です。
それでも「制作が楽しい」「ハンドメイドが好き」だから努力を惜しまないとプロ意識を持って取り組める方が、ハンドメイド作家に向いているといえるのではないでしょうか。
ハンドメイド作家になるために必要な資格は?
ハンドメイド作家を名乗る上で、必要な資格はありません。
しかし、資格があることによってお客様からの信頼を受けられるという点において、資格を取得するということも売るための努力になります。
通信講座や在宅で試験を受けられるものもありますので、「初心者でまだ満足のいく完成度の作品が制作できない」という方や「ハンドメイド作家として胸を張れる何かがほしい」という方はチャレンジしてみても無駄ではないと思います。
有名な民間資格としては
ハンドメイドマイスター資格(日本デザインプランナー協会発行)
手芸アドバイザー資格(日本生活環境支援協会発行)
ハンドメイドアクセサリー認定講師資格(PBアカデミー主催)
ハンドメイドクリエイター資格(日本創芸学院)
などがあり、すべて在宅での試験が可能です。
ハンドメイド作家を名乗る上で専門的な知識がほしい方は、検討してみてもいいでしょう。
ハンドメイド作家を仕事として続けていくために
お客様のために製作しているというプロ意識を持つことが重要です。
自分が好きなときに、好きなものを作りたいという意識でも、ブランディングが成功していて、ファンがついている作家さんなら可能かもしれません。
しかし、長く仕事として作家を名乗っていくのであればお客様が「お金を出してでも、この作家の作品が欲しい」と思っていただく工夫がいくつか必要になってきます。
「売れないから、値下げしよう」という安直な対応ではなく、
「どうしたら売れるのだろう?」と考え続けること。
自分が作りたいものと、お客様が求めているものがマッチする作品はなにかリサーチしたり、
商品写真を変更してみたり、
SNSを活用してみたり……
売れっ子作家さんはどのようにして売り込んでいるのか分析して、マネしてみるのもいいかもしれません(もちろん作品そのもののマネはいけませんよ!)。
まとめ
ハンドメイド作家になるにはどうしたらいいのか、解説いたしました。
誰でも簡単に名乗れるからこそ、続けていくのが難しい職業のひとつでもあります。
デザインや製作、販売(お客様対応)、梱包、発送……と、さまざまな手順をすべてひとりでこなすのは本当に大変です。
しかし、自分の作品を購入して、喜んでくれる方がいるという大きなやりがいを感じられるのも、ハンドメイド作家。
年齢や住んでいる場所に関係なく続けられるのも魅力です。
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