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『Handmade Shop Especially』さくらあいさん×WALL KNOCKご相談の様子を特別公開!

こんにちは、CAT+v編集部です!
今回は、11月より新しく始めるメンバーシップ【WALL KNOCK 沼る!!ハンドメイド制作教えます。】の実際の流れを皆様にご想像していただけるように、作家様からお悩みをお伺いしてみました!
今回のご相談者様は、以前インタビューにもご協力いただいた『Handmade Shop Especially』さくらあいさん
実際にさくらさんとCAT+v編集長BANRIのチャット画面を交えながら、ご相談の雰囲気をお伝えさせていただきます。

さくらさんのインタビュー記事は、以下のリンクからご覧いただけます。


ご相談者様のプロフィール

さくらあい
桜、リボン、ポケモン(特にミミッキュ)が好きな1児の母。
育児とお仕事の合間にハンドメイド作品を製作している。
Handmade Shop Especially(ハンドメイドショップエスペシャリィ)
❀ココロを咲かせる桜色の魔法❀をコンセプトに、幼い頃憧れたキラキラな世界観のときめくアクセサリーを製作✨

さくらさんのXアカウントより引用

Lit.Link(SNS・販売アプリリンクまとめ)
https://lit.link/especially124
X
https://twitter.com/especially124
instagram
https://www.instagram.com/especially.124/
Threads
https://www.threads.net/@especially.124
minne
https://minne.com/@0tsukiishi0
Creema
https://www.creema.jp/c/especially
メルカリ
https://www.mercari.com/jp/u/870563093/
ラクマ
https://fril.jp/shop/especially


ご相談内容

新作アイテムの商品名についてご相談をお受けいたしました。
桜を満開にする魔法の杖をイメージした作品を制作したさくらさん。
仮で【桜満開の杖】と命名しましたが、「安直すぎるかもしれない」とのお悩みのようです。
「良い名前を付けたい!」と意気込むさくらさんの熱意に、こちらもワクワクしながらお話させていただきました。
また、キラキラしてかわいらしい作品を制作しているさくらさんですが、今後のブランドの方向性に関してもお話を伺っています。
新作はどのような名前になっていくのか、今後のブランディングはどのように舵をとって行くのか、ぜひ実際のご相談の流れをご覧ください。


ご相談の実際の流れ

ご相談は、チャット形式にて承りました。
実際のご相談画面も交えながらご紹介してまいります。

作品名についてのご相談

今回ご相談いただいた新作アイテム


さくらさん(以下、敬称略):桜を満開にする魔法の杖をイメージした作品です。
仮で「桜満開の杖」とつけましたが、安直すぎますかね……。

——雰囲気はどんな感じがいいですか?
和風や英語表記など、ふわっとしたイメージでいいので、もしあれば教えてください。

さくら:かんざしといえば和ですが、ドールさんの小道具の杖として使いたい方も多いようです。
洋装でも使っていただきたいのと、洋風な杖のイメージなので漢字よりは英語がいいかなぁと思います。
難しい英語は作品のイメージが伝わりにくくなる気がするので、わかりやすい英語で英語表記にするか、カタカナにしてもオシャレな感じだと嬉しいです。

——関連する単語はこんな感じでしょうか?
full bloom
stick
Cherry blossom
magic
以外と関連する単語って少ないですね(笑)

さくら:そうなんですよ……。
桜にまつわる作品が多いので、名前がかぶってしまいがちなのも悩ましいところです。
イメージに近ければ、桜から外れた名前でもいいかなと思います!

実際のやりとりの画面

——とりあえず、花や桜に関連しそうなワードだけ列挙します。
あとで今回の作品からの印象やイメージで当てはまりそうなワードも列挙しますね。
full bloom
Cherry blossom
stick
クロリス
フローラ
アンテイア
スプリング・エフェメラル
コノハナサクヤヒメ
サキハヤ
ミクラ
ピエナ・フィリトーラ
フルール

さくら:この中でもいくつか組み合わせられるといいなぁというのがいくつか浮かんできます!!
特に、エフェメラルの響きが好きです。
呪文とか必殺技の名前みたいになったらおもしろいと思いました!
杖を持ったドールさんが唱える姿が浮かびます!

——あら!
実は私のオススメもスプリング・エフェラメルだったんですよ!

元は植物の名前らしいのですが、
春咲いて夏には枯れる事から「春の妖精」って意味で使われているそうです。
ちなみに、地下茎で球根をもっていて、春以外を地下で耐える植物の総称らしいです。

ですが、エフェメラルだけだと、
儚い
つかの間
刹那的な
みたいな意味合いになるみたいですね。

さくら:そうでしたかー!
私も気になってエフェメラルだけ先に調べていましたが、弱い印象になってしまいますかね?
スプリングを入れると、今販売するものとしてはイメージ的にどうかなぁと思いまして。
「刹那の〇〇」みたいなのは一発逆転の大技感はあるかなと思いました。

——一度、要素を強く狙うポイントを整理してみましょうか。
今回の作品は「魔法の杖」「咲き誇るかんざし」のどちらかの要素になると思うのですが、ダブルミーニングを狙っていくと、どちらかと言うと和テイストになる気がします。
どちらかに極フリした方が、横文字が似合うかなって印象ですね。

さくら:和テイストだと先ほど羅列していただいた単語の中ではコノハナサクヤヒメかなぁと思っていましたが、ちょっとしっくりこなかったんですよね。
やっぱり和ではないかなぁ……と思っていました。

——和テイストなら、桜の語源の御倉(ミクラ)が綺麗だと思いました。
サ(農耕の意味)ミクラ(神の居る場所)って事らしいです。

さくら:和テイストの名前はかんざしとしてはピッタリだと思ったのですが、今回ドールオーナーさんからの反響が大きい気がしているので、杖寄りがいいかもしれないです。

ミクラも今調べていたところでした。
和のワードだったんですね!
なんとなくキラキラかわいいイメージでした!

——では、杖寄りで横文字になるように考えてみましょうか!
例えばですが、

「エフェメラル・ ブルーム」
【Ephemeral  bloom】
→つかの間の満開

みたいな組み合わせなら、エフェメラルが持つ儚い要素は薄れますかね?

さくら:エフェメラル・ブルーム良さそうですね!

実際のやりとりの画面

——もしデザイン等でムムッと感じたら、オーナーさんがどんなアイテムを欲しがるかな?どんな世界観が、テイストが好みかな?って原点に帰るのが正解な気がします。

さくらさんはドールオーナーさん主体のブランディングがしっくりくると思います。
ぬいちゃんと同じアイテムを着けれるっていう唯一無二があるので。

例えば、
ぬいちゃん用のティアラと、
それとセットのリングやブレス、またはペンダントトップ
そんな、キラキラして、世界観に没入出来るアイテム群が合っていると思いますよ!

さくら:実は、私もドールを持とうと準備中なんです!
やっぱり実際のドールさんが付けた様子を見せられると大きいと思うので!

——いいですね!
商品名に関しては使っていただいても、変更しても構いませんので、一旦引きで確認してから納得のいくものを付けてあげて下さい(*゚∀゚*)


作品に関連する単語を羅列し、由来に関しても入念に調査させていただきました。
作品名に関しては、作家様のご意見や活動内容も考慮してご提案させていただきますが、もちろん使用していただかなくてもかまいません。
ご相談いただき、第三者からの視点が入ることで、新たなひらめきがありましたら幸いです。

制作途中のさくらさんの新作アイテム


実際の作品名はどうなったのかは、さくらさんのショップにてご確認ください。


今後の方向性についてのご相談

——以前のインタビューではドールオーナーさんの男性が購入してくださることもあるとお伺いしましたが、今後、さくらさんはどんな展開をしていきたいとかありますか?

さくら:ブランディング的には購入してくださる層を確立した方がいいかと思うのですが、ドールもぬいぐるみもロリィタ向けも魔法少女が好きだった方も刺さる部分があるから見てくれる人が増えたし、SNSでの拡散力もあると思っています。
なので、「こういう作風でなんかいろいろやる人」みたいなのを目指したいなぁと漠然と思っています。

——なるほどです!
さくらさんくらい周知ができていれば、今を伸ばす方向でいくのが得策ですね!

さくら:よかったです!自信が持てました!
逆に初心者さんはターゲットを絞る方がおすすめなんですか?

——ペルソナの概念がない方が意外に多いな、と感じています。
なので、初心者の方はブランディングする際に必ず「誰に着けて欲しいか」を明確にするべきだと思いますね。

そうしないと、作る商品に統一性がなくなったり、価格が見当違いの額になったりしてしまうので、一本芯を設定するのは大切です。

さくら:ほぉぉ……そういうことなのですね!
私が最初からできていたかどうかは微妙ですが、気に入ってくれる人が集まってきた結果、その人たちに向けたものを作るという流れが自然にできていったのかもしれません。
でも気に入ってくれる人が集まってくる保証はないし、誰につけて欲しいかを最初から設定するのが近道になるという感じでしょうか?

——初めからか、後々かはあんまり関係ないですね(*゚∀゚*)
現状で意識しているかどうかが重要な気がします。

さくらさんも含め、ちゃんと活動していらっしゃる方は既にそれが出来ているので、その次の段階として別のターゲット向けの商品展開を考えるんじゃないでしょうか?

さくら:なるほどです……!
ちなみに、売れ筋の価格帯のものと低価格帯、高価格帯のものをそれぞれ出しておいたほうがいいというのは実際どうなんですかね?

実は、以前から高級路線の作品も出したいと考えていて、すごくこだわった一点ものみたいな作品もたまーに限定で出してみたいと考えているのですが……。

——自分がさくらさんに合うなぁと思っている高級路線と、一般的な高級路線は少し違う気がするんですよね。

一般的な高級路線のアイテムは、ブランドとしてのアイキャッチになるアイテムのことを指します。
例えばですが、
ハイブランドなどでは、数百万もするアイテムを雑誌や店頭に出していますよね?
あれは、「コレに憧れているけど、さすがに手が出ないなぁ……でもせっかくならコッチを買おう!」と数万円の商品に誘導する為にあります。

消費者の購買意欲と、数百万もするアイテムを出している「あの有名ブランドの商品を持っている!」という満足感ですね。

一方で、自分がさくらさんに合いそうだと思っている高級路線は、既にさくらさんのファンの方が、次に買いたくなる商品としての高級路線です。

価格は1万円前半くらいで、プレゼントや自分へのご褒美としてのアイテムなど……それこそ受注生産でもいいかも知れませんね!
むしろ特別感があって満足していただけると思います。

さくら:まさにそんな想定です!
憧れの作家さんがいて、1万円前後のキラキラアイテムを出しているのです。

私は売れなかった頃の記憶から、高くするとダメだろうという思いがこびりついてしまっていて、なるべく安く仕上げることを重視してしまうところがあるんです。
なので、そのくらい攻めた価格帯でより良いものも出してみたいと思っていました。

——以前のインタビューの中にあった、お手紙をくれた子(さくらさんは、小学生の姉妹のお客様から作品の感想のお手紙をいただいたご経験をお持ちです)。
あの層に満足される作家さんてほぼいないと思いますので、低価格で可愛く、手に入れてパッと明るくなるような作品は是非大事にして下さい(*゚∀゚*)

それと同じく、
もう少し年齢層が高めの30代後半から40代くらいの方に刺さるような「売り方」というのは絶対出来るはずです。
むしろ今でも、「私には可愛過ぎるかしら……」と購入を躊躇してしまう方はいらっしゃるんじゃないでしょうか?

さくら:年齢層……そうなんですよ……。
写真は同年代にも気に入ってもらえてるので、「鑑賞用に」と紹介したりするのですが、そうするともっと手の込んだ芸術品っぽい高級感のあるものにしたいなぁと思ったりするのです。

——小さい子は背伸び出来ますけど、大人は小さくなれませんからね(笑)
自分の趣味嗜好と現実に差が出来たりしますよね……。
でも、そこを埋められたら、爆発的に客層が広がりそうな気がします!

さくら:私の気になっていたことと問題点をよくわかってくださっていていろいろ納得です!
少し下の世代の方が手に取ってくれていればいいと思いつつ、同世代で同じものを楽しんでいた方に刺さってほしい、明るい気持ちにさせたいという思いもあります。
自分の年齢に従って同年代も年を取るので、そろそろそういう方向性もしっかり考えたいと思います。


些細な疑問や今後の商品展開など、ブランディングにまつわるお話もさせていただきました。
なんとなく「今更こんなこと聞いていいのかな」と普段感じている疑問や、「こんなことをやってみたいけれど、不安」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
これからどのような活動をしていきたいのか、どんな方に作品を届けたいのかをじっくりご一緒に考えさせていただきます。


ご相談者様のご感想

今回実際にご相談いただいた、さくらさんよりご感想を頂戴しましたのでご紹介させていただきます。

ハンドメイドをやろうと思う方はものづくり自体は好きだとは思いますが、作品を販売するにはそれだけではダメで…私は特にワードセンスがないので、作品名やキャッチフレーズを考えたりするのが苦手です。
写真が苦手な方もいると思うし、ものづくりが好きでも行き詰まったりすることもあると思います。
個人作家さんは自分の中にあるものを絞り出すことがメインになって凝り固まってしまいがちですが、私はBANRIさんに相談する中で自分の中にあったものがすごく整理されて、自分の想定以上のものが生まれました!
知識もあり幅広い視点でお話してくれる方ですが、聞き上手でこちらの考えも伝えやすいし、やりとりの中で良いものが生まれてくるのがとても心地よいです。
ふと気軽にそういう場が持てる環境が持てると、作家活動がより楽しくなるのではないかと思います。

ひとりで悩みがちな作品の名付けやブランディングですが、さくらさんからお話を伺っていく中で「心の中で絡まった糸を解いてもらえる感覚」という嬉しいお言葉を頂戴しました。
今回のご相談が今後のご活躍の参考になりましたら幸いです!
さくらさん、ご協力いただきありがとうございました!


まとめ

11月より開始予定のメンバーシップ【WALL KNOCK 沼る!!ハンドメイド制作教えます。】の実際の流れを皆様にご想像していただけるように、作家様からお悩みをお伺いしてみましたが、いかがでしたか?
モノづくりの駆け込み寺として、お気軽にご活用していただけますと幸いです。

今回ご相談いただきました作品は、Handmade Shop Especially(ハンドメイドショップエスペシャリィ)にて実際に発売される予定ですので、ぜひ実際の作品名を確認しにいってみてくださいね!

さくらさんのLit.Link(SNS・販売アプリリンクまとめ)はこちらからご覧いただけます。

今回は作品名とブランディングに関するご相談でしたが、メンバーシップ(WALL KNOCK 沼る!!ハンドメイド制作教えます。)にご登録していただくと、以下の内容を無制限でご相談できます。

【ブランド構築】
○ブランド名考案
 →ロゴ作成
○コンセプト設定
 →メインモチーフ・テイスト
○ターゲット設定
 →ペルソナ

【アドバイス可能マテリアル】
○貴金属
 →金、銀、プラチナ
○非貴金属
 →銅、真鍮、鉄、ステンレス、アルミ、錫
○非金属
 →レジン、プラスチック、ガラス、アクリル、木材、石材、レザー、紙、布

【作品添削】※プランによる
○コンセプト添削
○デザイン添削
○作品添削
○物撮り添削
○タイトル、キャプション添削

※SNS運用、マーケティング戦略のご相談はできかねます。

プランなどの具体的なご紹介は、以下の記事にて行っております。

11月1日よりメンバーを募集いたしますので、ぜひ当アカウントをフォローしてお待ちください!
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
また別の記事でお会いできますと幸いです。


CAT+vについて

『クリエイティブを、もっと身近に。あなたのクリエイティブにさらなる価値を。』をポリシーとした、クリエイター支援サービスを展開しております。
Creators
Assist
Team.
+v(value)
の頭文字を取り、『CAT+v』。
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