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ハンドメイド販売で気を付けたい著作権とは?初心者がやりがちな例とオリジナル作品について解説!

こんにちは、CAT+v編集部です!
ハンドメイド作品は、自分で好きなものを好きなように制作できるというメリットがありますが、販売してお金をもらう際には著作権や商標権、商用利用などについて確認する必要があります。
そこで今回は、ハンドメイド販売で気を付けたい著作権について、初心者がやりがちな具体例と、オリジナル作品とはどんなものかについて解説してまいります。


ハンドメイド販売では著作権に注意が必要

ハンドメイド販売で気を付けたい著作権とは?初心者がやりがちな例とオリジナル作品について解説!記事に挿入するハンドメイドアクセサリーの画像

著作権とは、言葉やイラスト、映像や写真などの著作物を使用して、著作物を作成した作者が収益を得る権利のことです。
どこまでが著作権の範囲なのか具体的なラインを示すことは難しいのですが、法律では「思想や感情を創作的に表現したもの」と記載されているため、簡単に言い換えると、「アート作品に対して著作権が発生する」と捉えてもいいでしょう。
制作した作品を著作物、制作した人を著作者、著作者に与えられた著作物を守るための権利を著作権といいます。
どんな著作物であっても、著作者の許可なしに複製や公開、二次利用することが禁止されています。
商用利用が禁止されている素材や型、生地やデザインを使用して制作した作品を販売してしまった場合、著作権侵害になってしまいます。
無自覚であっても著作者が著作権を侵害していると判断した場合は罪に問われてしまう可能性があるため、作品を販売する際は注意してください。

ハンドメイド販売初心者がやりがちな著作権侵害の具体例

ハンドメイド販売で気を付けたい著作権とは?初心者がやりがちな例とオリジナル作品について解説!記事に挿入するHANDMADEと書かれたカードと花の画像

実際に無自覚でやりがちな著作権侵害の例をいくつかご紹介します。
ハンドメイド販売初心者がやりがちな著作権侵害は主に以下の3つです。

  • ロゴやキャラクターの使用

  • 著作権マークがついている素材

  • 既存商品やレシピ本の模倣

ひとつずつ解説します。


ロゴやキャラクターの使用

ハンドメイド販売で気を付けたい著作権とは?初心者がやりがちな例とオリジナル作品について解説!記事に挿入する絵の具とBRANDと書かれた紙の画像

ブランドのロゴやキャラクターをモチーフにした作品はもちろん、手芸店などで販売しているキャラクタ―ものの生地などを素材として使用した作品の販売も著作権や商標権を侵害してしまうおそれがあります。
ブランドやキャラクターそのものを使用していなくても、「〇〇風」といった販売方法にも注意が必要です。
個人で使用するだけにとどめておくようにし、販売はしないようにしましょう。


著作権マークがついている素材

ハンドメイド販売で気を付けたい著作権とは?初心者がやりがちな例とオリジナル作品について解説!記事に挿入する布や糸などのハンドメイド材料の画像

先述したキャラクター生地にもいえることですが、生地の端に大文字のCを円で囲んだ©マークが付いている場合は、その生地に著作権があることの証明になります。
もしお手元にある素材に©マークがついている場合は、販売元のサイトにある規約などを確認してみるといいでしょう。
確認していただきたいのは、よくある質問などに記載されている「商用利用について」という項目です。
販売そのものを禁止している場合や、ネット販売やマルシェなどの小規模な販売はOKといった場合、利用申請や販売登録などをすれば販売できる場合など、ブランドや販売元によってさまざまな基準があります。
どこまで使用できるのかを事前に確認しておくことで、大きなトラブルを回避できるでしょう。


既存商品やレシピ本の模倣

ハンドメイド販売で気を付けたい著作権とは?初心者がやりがちな例とオリジナル作品について解説!記事に挿入するかぎ針編みで編み物をしているの画像

完全にオリジナルの作品をいちから制作するのは大変なので、はじめは既製品やレシピ本を参考にハンドメイドを始めるのはとても良いことです。
しかし、レシピ本などを見て出来上がった作品をそのまま販売することは避けましょう。
厳密にいえば、ハンドメイド作品の作り方そのものには著作権は発生しないのではないかという見解もありますが、実際には「商用利用不可」と記載されていることがほとんどです。
大きさや色、素材を変更してもグレーゾーンになってしまうので、あくまでも参考程度に留めるようにしてくださいね。
また、インターネットで公開されている無料の型紙などを使用して制作した場合も、販売ができないことがほとんどです。
ちなみに、記載されている技術などを参考にする分には問題ありません。
公開されている図案などを参考に、オリジナルの作品を制作してみてくださいね。
また、既製品を分解して組み合わせた作品や、古着をリメイクした作品などを販売すると、罪に問われてしまう可能性があります。
既製品をリメイクやアップサイクルした作品は、販売せずに個人で楽しむようにしましょう。


ハンドメイド作品におけるオリジナル作品とは?

ハンドメイド販売で気を付けたい著作権とは?初心者がやりがちな例とオリジナル作品について解説!記事に挿入するハンドメイドアクセサリーの画像

ハンドメイドマーケットなどの出展概要に「オリジナル作品を販売すること」という文言が記載されているのをよく目にします。
オリジナル作品とは、デザインや制作工程、使用する素材などをすべて自分で考えて生み出した作品のことです。
具艇的には、
どんな人に使ってほしいか
どんなシーンで使ってほしいか
そのために最適な素材やデザインはどんなものか
実際に形にするためには、どんな技術を使って制作したらいいか
と、ひとつずつ自分で考えて完成した作品がオリジナルの作品といえます。
その際に、既製品やレシピ本などからインスピレーションを受けたり、技術や素材を参考にするのは問題ありません。
試行錯誤して完成したオリジナル作品は、まさにあなただけの作品です。
オリジナル作品ができたら、ぜひ自信を持って販売してみてくださいね。


まとめ

ハンドメイド販売をするにあたって気を付けたい著作権やオリジナル作品について解説してまいりました。
ロゴマークやキャラクターについてはもちろん、生地や素材、制作方法や型紙をそのままマネしてしまった場合は、著作権を侵害してしまっているおそれがあります。
ハンドメイド作品を販売する際は、レシピ本や既製品はあくまでも参考程度に留めておき、あなただけのオリジナル作品を販売しましょう!

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