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0から1を創り出すこと~新しいアイデアの発想~

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<新しいアイデアの発想>

物事で最も最初の大事なことは新しいアイデアを発想すること
だと思う。

科学技術で言えば、新しい技術の発明、新しい作り方や工夫、
ブレークスルーなど。

商売で言えば、新しい商売のやり方(システム)を考えること、
これらが大事である。

新しい技術の発明や新しい商売のやり方は、

どちらも

「新しいアイデアの発想」

を伴っている。


新しいことをやり始めるとき、よく言われることに、

・0を1にすること

・1を100にすること

どちらが重要かなんてことが議論になる時がままある。

自分の思うところとしては、どちらも大事である。

が、しかし、

0を1にすること無しに、1を100にすることはできない
と思えるのである。

どちらも大事であるが、順番的には0を1にすることが最初
だと思う。

<植物を育てる例>


例え話で言えば、植物を育てるのに、

土、水、太陽

がもちろん無くてはならないが、その前に、

が無いと話にならない。

ということである。

最初に新しいアイデア(種)がないと、始まらない。

いくら潤沢な資金(土、水、太陽)があってもアイデア(種)が
無ければ植物は育たない。

と思う。

「1を100にする」ことは、とても大変で重要な
ことはその通りであるが、これは規模拡大の段階で、
まず「0を1にする」が無ければ何も生まないはずである。

1は100倍すれば100になるが、0を100倍しても0のまま。

「0を1にする」ことには○倍にすることではなく無から有を生み出す
「アイデアの発想」が不可欠だと思う。

<スタートアップと規模拡大>

今ふうに言えば、スタートアップ企業が「0を1にする」を行い、
それに投資する大企業が「1を100にする」ことを行うと思える。

上記のように、アイデア(種)は新技術開発(発明)でも、
新商売システム開発でもいい。

とにかく今までにない新しいアイデアが重要だと思う。

スタートアップ企業が新しいことを考えて、大企業が投資する。

これがうまく回れば新しい事業が生まれるはずである。

でもなかなかそううまくはいかない。

投資されずに消えていくスタートアップはいっぱいある。

これは研究開発でも同じで、多くの新しい研究(アイデア)の中で
日の目を見るのは数%ぐらいだろう。

でも、アイデアを考えることを止めてはならない。

それが無いと新しい事業、ビジネスは生まれないからである。

<更なる例え話>


例えば、絵とか曲とかに例えると下記の通り。

  【絵】
絵を描くとき、何の絵を書くか考える(動物?車?風景?)
  →アイデア
絵の中心部分ができて、まわりの部分を色々書く
  →規模拡大

  【曲】
曲を作る時、基本メロディーを作る
  →アイデア
その基本メロディーに色々音を重ねていく
  →規模拡大

やはり、最初のアイデア(0を1にする)が肝心となる。

<今までの「もの」や「こと」>

今までの「もの」や「こと」で例を考えると、

 ・テレビやラジオの発明

テレビ

テレビやラジオの概念が無かった時代にそういうものを考え出した。

これは「0を1にする」代表だろう。

その後、現在に至るまでに誰もが使える家電にしたことが、
「1を100にする」に当たるだろう。

 ・ウォークマン

ウォークマン


技術も凄いが、人が移動するときに音楽も聴こうという発想は、
「0を1にする」だろう。

また、商売的には、

  ・運搬デリバリー業(物を運ぶ商売)

  ・広告業(広告、CM)

などを最初に行ったのは「0を1にする」だろう。

繰り返すが、ここで言いたいことは、下記の通り。

「1を100にする」

前に

「0を1にする」

ことが必要であり、重要であること。


<現在でなんかおかしいと思うこと>


現在、日本の社会でよく、○○が・・に投資する、
なんて話がよく出てくる。

場合によっては、国が巨額な税金を投資するなんて話もある。

これは、いかがなものか?

「1を100にする」ことが「0を1にする」ことより先に
決まってしまう例が多々あると思う。

明らかにおかしな話だと思う。

そんな流れは残念ながら自分では止められない。

個人的には失敗しないことを祈るだけである。

このような文章を書くのがささやかながらの抵抗である。

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