言葉で部下は動かないものと心得よ。ストレスを溜めない2つのポイント。
俺と話して部下が変わってくれた!
上司としては、達成感があり、なんて気持ちがいいことか。
わざわざ時間を割いて、話しても何も変わらない部下が多い。
人は見返りをどこかで求めるもの、話したのに変わらない場合、裏切られたような気持ちになるし、イライラするし、自分に自信がなくなるさもしれない。
部下は上司に合わせるもの。
そうですね、わかります。なんて当たり前。
それで動かないのが、部下と言うもの。
あなたはカリスマ上司か?
あなたは部下が慕っている上司か?
そうでもない限り、変わる訳ないと心得よ。
それはただ新たなストレスを生み出すことにしかならない。
とは言うものの、変わってくれないと困る状況もある。
まず、土台をつくる。
ポイントはふたつ。
①環境はどうか?
②部下にものを言える立場か?
①の環境とは、やらないといけない状況に部下を置いているか。そこで大事なのは明確な規則やることの報酬と、やらないことのペナルティ、そしてその理由。つまりルールだ。なるべく内容はアバウトに含みを持たせた方がよい。
まずは、それを作る。
会社にもよるが、上司の権限でできるなら作ってしまう。俺の評価基準はこれだ。みたいなことでもいい。
②部下にものを言える立場とは、役職ではなくあなた自信の人間性だ。
自分がやらないのに、人にやらせるとこは出来ない。遅刻する上司が遅刻するなとは言えない。
お前が言うな。と心で思われていたらあなたのな言うことは伝わらない。
これは、自分では気が付かない。
上司も人。
人は完璧ではないし、部下もどこを見てるか分からない。完璧な上司になるのも、演じるのも疲れるから俺には無理だ。俺の楽して働きたいという信念から外れる。したくない。
②は常にあたまのど真ん中に置いておく。
お前が言うな。と言われない言い方をして、人を変えていく。具体的にどう言うことか。
事実伝えて、今の部下を認める。
①の環境を作ったのなら、それを事実として理解させる。変わらないとどうなるのかを理解させる。
認めることは、原動力になる。
認められたら、人は嬉しい。
説教して喜ぶのは、気持ちよくなっている上司だけだ。
認められたら、人はその上司の言葉は聞こうと思うもの。怒られるよりいい。
つまり、人を変えるのは、上司の言葉じゃなく環境だ。環境に関心を持たせることで、人は変わる。それでも変わらない部下は、辞めた方がいいと、自分で気づく。
ポンコツな部下を認めたく気持ちはわかる。
しかし、認めることは少ないけれどあるはず。
文句しか言わない部下には、ダメなことろに気がついて言葉にできる部下。
仕事が遅い不器用な部下には、器用な人は感覚で仕事をするから、教えるのが下手。逆に苦手ながらも克服したら、それは教育者に向いている。
元気な挨拶でも、立ち姿でも、どこか認めるところがあるはず。もしそれに気が付かないのなら、自分の気づきのレベルが低い。マネジメントに向いてないのかもしれない。
いいとを言おう。
綺麗事どんどん言っちゃおう!お前がいてくれてよかったよとか、心の支えだよとか、歯の浮くようなことも言っちゃえ!部下は嬉しいもの。
自分が遅刻魔だったら遅刻をすることを注意はできないけれど、遅刻しないことに褒めることはできる。
天狗にならないか?勘違いしないか?
大丈夫。ルールがしっかりしていれば、ルールが正してくれる。上司は事実を伝えるだけ。ノンストレスだ。
気をつけるのは、褒めるとは認めること、事実以上のことは言わない。嘘になってしまう。嘘はダメだ、バレる。
もちろん、言葉は大切
この土台があれば言葉も活きるし、変えるのはルールが変えてくれる。
そうすることで、部下は変わる。
それでも変わらないときは、部下は自ら辞める判断をするだろう。
上司にできることは、
ルールづくりと認めること。
それが上司にしか出来ないことであり、やるべきこと。言葉だけでなんとかしようとするのはもうやめよう。
体に悪い。
それで関係性が出来てきたら、あなたの言葉で部下を変えるかもしれない。
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