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【ワーママ】暇という概念がない

子どもをこの世に産み落として以降、常々思っていることではありますが、やりたいことに対して、使える時間が少なすぎやしませんか。

やりたいことをやるために、やらなきゃいけないことをやっつける。そうすると、疲れる。で、癒しを求めて現実逃避。そしてなくなる時間。時間はどこへ消えた? チーズはめっちゃ冷蔵庫にある。

需要と供給、マッチしなすぎ。資源の奪い合いが起きるレベル。石油、水、そして時間を奪い合う戦争へ。我に時間をください。時間、神。時間のファンサえぐい。時間のビジュ最強。時間に沼りすぎてしんどい。

取り乱して申し訳ありませんでした。


急にやりたいことが増えた

なぜそんなことを今わざわざ書くかと言うと、最近急にやりたいことが増えた。子どもが小学校に上がって、少しだけ手が離れたのだろう。私はいよいよ私の人生を充実させたくて、あらゆる手段に手を出し始めている。

ポートフォリオづくりに鬼・時間を投資して、新しい業界の案件に応募するし、スタバで自己理解ワークをやって人生の総決算をしているし、忙しいのにnoteを始めてもっともっと投稿したくなってるし、明日から始まるコピーライターのコンペ・宣伝会議賞に向けて研究と対策まで手をつけている。

一方で40代に食い込んでしまった年齢。とにかく老化に抗いたい。スキンケアもヘアケアも身体の姿勢も、デフォルトの基準をキープするだけで相当な時間が必要だ。会いたい友達も多いけどお誘いする間もなく、限られた時間でやりたいことを少しでも消化することに賭けている昨今である。

地方の完全アウェイで乳幼児を育てる中、無いものとして蓋していたある種の欲求がガタガタ……と震えて内側から飛び出しそうになっている感じだ。

この欲求は何なのか

これは、私が勝手に思っている「論」なのだけど、産前と産後で幸せのパラダイムがガラッッ!!と変わる。私は変わった。

産前に社会人として働いていた時は、ドーパミンを軸とした幸せだった。何かを表現して、認められて、脳内にワッとドーパミンが出る。それがやみつきで、夜な夜なわけもなく謎の飲み会に繰り出していた気がする。

産後は、セロトニンを軸とした幸せ。朝日が心地いいとか、子どもが膝で寝ている時の重みとか、腹痛で死にそうになっている時に夫と子どもの顔が浮かぶとか、そういう新しい次元の幸せを味わってきた気がする。

産前と産後、どちらが幸せだったかというと、軸が別物であるから比べられない。ドーパミン時代はセロトニン生活に憧れたし、セロトニン時代にはほぼ無いドーパミン快楽を探して鬱々としたものだった。

遊園地VS温泉みたいな。毎週末の遊園地はつらいが、毎週末の温泉はそれはそれで飽きる。できるなら両方に行きたいし、そのバランス(温泉多めとか、少なめとか)の追求が、自分にとっての幸せを探すことだと思う。

それでこの6年間、地方のアウェイ育児でセロトニン(温泉)に傾き過ぎた私は、欠乏していたドーパミン(遊園地)を埋め合わせるべく、ぐわーっと動き始めているのではなかろうか。

ただし家庭生活のつつがない運営を守りながら。それが第一で、それを守れなければ遊園地には行けない。結局いまはセロトニン中毒で、ここは絶対に守りたい幸せであるから。

セロトニンと言うとどうしてもバチェロレッテの櫛田さんを思い出す、たぶん一生

幸せを守りながら暇をつくるには

ワーキングマザーに暇なし状態ではあるけれども、少しずつ工夫して取り組めば、ちょっとした数時間は作れることがわかってきた。というより今まで無駄が多すぎた。ファイナンシャルプランナー的な人に見られたら死ぬ。

時間泥棒の魔物を遠ざける

私にとっては「Xのおすすめ欄」はかなりヤバい。次から次へと、あらゆる境遇の方々が怒ったり嘆いたり共感を求めたりしていて、フッ…と魂を持ってかれて共感してしまう。気づいたら40分とかトリップしていて、自分の人生に復帰するまで時間がかかる。

なのでXのアプリは遠ざけつつ、代わりの好奇心の矛先としてニュースサイトのリンクを置いている。BBC JAPANとNHKニュースの二つがあると、海外と国内の主要なニュースを時短で収集できて私は好きだ。

アルゴリズムで操作されるGoogleニュースは魔物になりかねないので、注意しながら見る。知り合いが沢山いるFacebookとInstagramも余程のことがないと開かない。ネットサーフィン恐ろしすぎ。世に面白い情報が多すぎる。

▲本当はNHK BSのワールドニュースが好きなんだけど、時短のために断念。

すきあらばジャーナリング

ジャーナリングが大好きで、ちょっとのスキマ時間を見つけてはノートを開いて、その時の自分の頭の中にある要素を書き殴っている。

何を書くか決めていないし、自分すらほぼ読み返さないからプレッシャーもない。言葉を外に出すだけで、無数に頭の中にあるフォルダがザッと整理される感覚がある。これをやると1日の仕事の集中力が全然違う。

もともとはパソコンで書いていたけど手書きの方が右脳が動く感じがある。左利きだからか。Flying Tigerの硬いノートが鍵付きで安心だから好き。

▲さすがにこんな可愛いのは使っていない。(思いっきり四角の無地)

どんぶり勘定の気分マネジメント

タイムマネジメントのノウハウは世の中にたくさんあると思うし、一日の時間割を作って遵守すれば仕事がザクザク進められて余暇ができると思うのだけれども、そういうのがどうもできない。気分というものがある。

絶対あの人のインタビュー記事を書くぞ!と決めて書き始めても、やっぱ今日は違うなーってなる。時間割を守れない自分への嫌気も差して崩壊してしまうから、気分に沿った気分マネジメントがいい。

今日やりたい仕事は何か?片付けたら気持ちいい仕事は?とざっくりの時間軸で問いかけて、進められる時にガーッとやる。やる気と集中力が肝心だ。そうやってできるときに、勢いよく進めるほかない。

そしてどこに行くのか

子どもの自立とともに少しの暇を作り出した結果、私はどこに行くだろう。新しい仕事の話が昨日やってきて、それはワクワクしているけれども、流れる場合に備えて浮かれないよう心の中に留めている。

あふれる情報と無限の選択肢。脳は思考停止して時間泥棒の魔物に吸い寄せられがち。その危うさと限られた時間の中で、自分の人生を充実させることは簡単ではないけれど。それでも人知れずあがいて、毎年少しずつ幸せになれたらいいなと、ささやかな向上心を抱くワーキングマザーの記録でした。


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