【不思議な話】静岡奇談
小学3年生の時、静岡に転居した幼なじみの家に家族で遊びにいった時の話。
里奈ちゃんは八重歯がチャームポイントのかわいい子。彼女の父親と僕の父が職場の友人ということもあり、夏休みを利用して遊びに行くことになった。
初めて新幹線に乗り、初めて富士山を間近に見る。静岡に着き、里奈父が運転する車で急勾配の山を登る。しばらくして平屋の家が見えてきた。玄関をくぐると土間があり、やたらと天井の高いだだ広い空間。真ん中には囲炉裏があった。いわゆる古民家だった。
父と母は里奈父のご両親にご挨拶