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私がジェンダー・フェミニズムを勉強している理由

*記事の中で、日本語でなんて言ったらいいかわかんない時は英語で書いちゃうかもしれないです!

私と性の関係

私は幼少期から性と密接な関わりがありました。

小学生くらいから勉強が苦手でした。昔から今も、興味のあること、楽しいことしか頑張れない性格でやりたくないことは断固としてやりたくないです。楽しくない時間の無駄と思う科目の勉強は苦で、赤点ばっかりでした。

それでもやってる風に見せないといけなかったりやり過ごさないといけないときはあったので、家で勉強机に向かうことはありました。1人部屋で集中できず、I start to procrastinate, as one does. And my way of procrastination was masterbation… haha didn't mean to make a pun…

椅子に座って脚を組んで、力を入れると気持ちいいことに気づいたのが初めでした。

中学生になったら通学時に最寄駅までの歩きの道でわざとパンツが見えるようにスカートをたくし上げて歩いたり、電車で痴漢されないかなと願ったり、えっちなことばっかり考えてました。

ほとんどは自分の中で完結してました。誰かを巻き込んでなにかあったのは、小学1年生のときにイギリスの学校で男の子にいきなりチューしてみんな大騒ぎしてうちの親が学校に呼び出されちゃった、くらいしかなく、中学は日本で女子校だったので、ロシアで高校生のときが初体験でした。

性的に見られたいことは悪か?性的に魅力的なことを切り離す必要性はあるのか?

私は性的な魅力が自分にあると思うと強い自信になります。また、自分自身女性ですがそういう魅力がある女性がとっても素敵と思いますし、憧れます。

よくこれを話すときにわかりやすい例で言ってるのが、私がAVを見るときは動画内のえっちな女の子をみてあーえっちだなーって思って興奮します。別に男性はあんまり眼中にないですw

そんな事を昔からずっと考えていました。

初体験の話しに戻りますが、前のnoteでも書いたのですが、ロシアで高校生の時に初体験をむかえましたが、その時のことがトラウマになっていました。レイプされた、とかそんな深刻なことでは全然ないのですが、彼女持ちの人を好きになってしまい、セックスする流れになったのですが、その時は若く純粋だったのでセックスしてくれたらその子とは別れて私と付き合ってくれると思い込んでいたので、行為後にそうではないと言われショックでそれがトラウマになっていました。それが引き金で鬱になってしまい、直後は軽い症状ですんでいましたが、コロナを機に鬱が悪化し、拒食で痩せていったり、睡眠が全くとれなかったり、強い動悸が常にしたりなどが主な症状でした。ここから抜け出すために、自分には性についての知識が足りておらず、足りていたらあの出来事すらなかったり、鬱にもなっていなかったかも、と考え、ジェンダーについて、フェミニズムについて大学でいっぱい勉強し始めました。結果、社会についてのみならず自己理解や自己分析にもつながりました。

ここが私の人生の分岐点というか、スタートって言っていいかもしれない。性と密接に関わることを今後していきたいと思ったのも、自分の中で性はただそこにあるものじゃなく、自分の幸福度に大きく関わるところなんだなとしっかり認識した出来事でした。

ジェンダー・フェミニズムについて知識をつけて、特に勉強になったこと

まだ鬱も酷かった頃、ジェンダーの勉強を始めたての頃は、まずは自分のトラウマとなった出来事を分解するところから始めました。

自分の感情の状態としては、もともと性に強い興味関心と好奇心があって、なにかに興味関心と好奇心があることなんて素敵なことのはずなのに、それがたまたま「性」という日本社会であまりにもタブーなことだったがために、ろくに性教育設けず、世間体もしらず、いきなり降り掛かったショッキングな出来事であったがために、自分の好きを単純に追求できないもどかしさと、なにも防ぎようもなく起きてしまったトラウマに困惑していました。

大学の勉強で私のこの出来事に対するネガティブな気持ちは段々と消えていきました。勉強をしたからこそ、自分で自分のことを選択できる権利や、同意を取ることの大切さや、ひとにとってセックスの本質的な意味とか、そういうのがわかってきたり自分のことがわかってきたりしました。

私にとってセックスはなにか

自分はもとから行為がある異性に性的に求められたいし、性的に見られる事自体好き。性的に求められると、私の場合は取り繕わない本能的で乱れた自分を受け入れてくれて愛してくれてる気持ちになれて、それを求めているんだなと思ってる。いつもいっぱい努力したり目指すところに向かって頑張ってる分、頑張らないで欲に忠実なだけの私を愛でてくれるのが嬉しいんだと思う。

そんなものを手に入れられたと思ったらただ身体を利用されただけだと知り、ショックで、トラウマになったんだなと思った。

自分の身におきたことは全く性被害でもなんでもないけど、男が女を性的客体化し、セックスを求める社会構造をもっとちゃんと勉強したいと思った。

人、男や女にとってセックスとは本質的になにか。

男女に完全に分けられるわけではないし、男性が被害者の性被害もたくさんある。(それ専門の研究や学問もあるくらい)。なので、男が〜女が〜ではなく、加害者・被害者としてこれからの話を進めます。そして、それが性被害の構造を生んでいなくても、同意がとれていないセックスで発生する加害者と被害者の関係、そして単純にセックス以外で考えたパワーバランスや金銭のやりとり、などで発生する加害者と被害者の関係も含みます。

まず、性の加害者は性欲にかられて加害を行うことはほとんどないということを学びました。「支配欲」が最も大きな理由らしいです。下に見られることが特に嫌な人、相手の上に立ちたい気持ちがある人、はたまた、逆に自分に自信がなくセックスをすることで支配欲を満たし自分の価値を再確認しようとしている人、など、さまざまです。

これを読むと男の人のことを言っているのかな、って思うかもしれないんですけど、そうとも限らないです。私自身これはギルティーだなって思うんです。大学4年生くらいからはフェミニズム思想が強くなり、トラウマの出来事の反動でもありますが、結構男性嫌いだった時期があります。その頃はいっぱいセックスしてました。自分が選んだ相手をセックスに持ち込むことで優越感を感じられた節があるし、まさに支配欲を満たすことで自分の価値を再確認していました。そういう人は多分世の中にいっっぱいいます。

セックスになにかしら他の意味を見出している人もいっぱいいます。私がさっき書いたように、受け入れてもらいたいとか、乱れた自分を愛してほしいとか、そういう気持ちの人もいっぱいいるのかなって思ってます。これは学んだとかではないですが、自分がそうという結論に至って同じ人もいるんじゃないかな〜って思っている、という話です。

男尊女卑と性的客体化

ここからは男と女の話になります。ジェンダーを勉強して、男尊女卑、女性の性的客体化、などそういう話を欲勉強します。セックスに限定せず、それらの単語があることが事実なら、社会的に、世間一般的に、支配欲をもっているのは男性で女性その受け皿となっている社会構造があることは理解しました。ミクロ単位で自分自信がそれに巻き込まれないようにすると傷つくことは減ると思いますが、そういう構造的な事実を知っておくことでビジネスには繋げられる、そう考えました。

セックスワークスタディーズ

風俗で働く人についての学問です。いろんな事が言われますが、私が最も重要だと思うことは、セックスワークをする権利というものが存在すること。セックスワークの業界では誰もが搾取されて働かざるを得ないんだ、という偏見があるけどそんなことはないケースもいっぱいあるということを知りました。自分の身体には自己決定権がある。自分が自分の意思で自分の身体を使って仕事をしたいんだったら他の誰がとやかく言う事は本人にとって余計なお世話である、というのはすごく納得できた。もちろん自分の意志と思い込まされている場合もある、けど本当にそうじゃない場合もたくさんある。そして、前の社会構造を思い出すと、人の性欲、支配欲、さみしさを埋めてほしい欲など、そういう欲が存在する限り、それらをビジネスチャンスとしてとらえることは別にわるいことではないということ。そしてそういう仕事に誇りを持って働いている人もいっぱいいて、その人たちに偏見の目を向けるのは違う、と私は個人的に思っています。

ロマンティックラブイデオロギーとポリアモリー

今までの話を総じて、最後のテーマにつながるのですが、ロマンティックラブイデオロギーという概念やポリアモリーという概念を学びました。ロマンティックラブイデオロギーは自分の解釈だと次のような定義をされています:世界でたったひとりだけの特別な人に出会って、その人だけと限定された交際をして、結婚して、その人の子供を生んで家族を育むのが正しく正当とする価値観です。それは今の現代社会によって構築された価値観とも考えられ、そうでないパターンのほうが向いていると思ったらそれでもいいし、ロマンティックラブが絶対だという思い込みから解いてくれた知識です。そうでないパターン、というのは、異性間ではない恋愛なども含みますが、私にあてはまるものとしてポリアモリーという概念があります。ポリアモリーは、open relationshipみたいなもので、一人に限定した交際をせず、交際はしても限定されていないものを指します。お互いの合意の上、ほかとも身体の関係をもってokや、複数パートナーがいてokなど、さまざまなパターンがありますが、とにかく合意の上オープンな関係性を築こうというのがポリアモリーです。私は自分がポリアモリーであることに気づけたし、それを悪いとか思わないで自信を持てているのはジェンダー学のおかげです。

自己理解とそれに沿った行動

大学3年生からジェンダーの勉強を始め、そこから学んだことが今までですが、ここからはそれらを踏まえどういう行動を起こしてきたかを紹介します。

まずは大学3年生では、トラウマ、鬱になって失われた私の時間、それらを私は次のように変換して考え、行動にうつしました。社会的に影響を与えたい!という側面と、内省的な自分のやりたいことをしたい!という2つの側面があって、内容は、前者は起業に挑戦したり、インターンしたり、NGOで働いたりしまして、後者は自分を魅せること、パフォーマンスやクリエイティブなことです。

起業とセクシャルウェルネスアクティビストとしての活動

まずは性被害性暴力を日本社会から減らす活動を始めました。それは具体的に言うと教育やメディアの観点から性教育を広めて知見やリテラシーを持ってもらい、加害者も被害者も減らしたいという想いでした。

この点に関しては以下の様な活動を行いました;

・10代の性教育メディアのインスタグラム運営
・社会問題(ジェンダーや性教育など)を漫画でわかりやすく伝えるメディアのSNS運用
・大学の学生団体で、性的同意ハンドブックの作成と配布活動
・自治体の性教育の敷居を下げるプロジェクトへの参加

それらのあとは、メディア・教育の領域からシフトチェンジしました。

女性の性的欲望や欲求がタブーであることにより、それらを女性が表現すると男性から加害に遭いやすくなってしまうという社会構造に気づき、文化的側面 からその構造を変えていきたいと考えました。 女性が自ら性的なことを求めてもそれがタブーではない社会づくりをしたいと考えました。具体的には性の娯楽やエンタメの領域から発信していきたいと考えました。そこで、性にまつわる娯楽について興味を持ちました。これらを起業という形で実現しようと思いました。

言い換えると、性の領域に置いて、-1から0へ持って行くところが性教育を広めること、性暴力性被害を減らすこと、性のタブーをなくすことで、0から1以上に持って行くところが、特に女性の性に関する娯楽エンタメの充実、それによりそれらがタブーじゃなくなること。ある程度性教育の領域で頑張って、「-1を0へ」をやってきて、それだけではなく「0をプラスへ」も実現したいと思いました。

具体的には今までにない性のエンタメを考えていました。風俗の新しい形、などなど…

今の目標

結局起業は諦め、大学の最後はいままで海外でずっとやってきた大好きだったけど鬱で諦めてたミュージカルをもう一回やりたい!と思いたち、英語でミュージカルをやる学生団体に参加し、それをきっかけに本格的に卒業後は大きなミュージカルに出ることを目標にすることを決めました。

今の肩書

・Sexual wellness activist
・Creator
・Performer

この3つに今は落ち着いています。

社会に変革を起こすことと自分の内省的なこと(自分自身にとってメリットがあること、やりたいこと)の割合として


・Sexual wellness activist 9:1
・Creator 4:6
・Performer 4:6

です。

これら3つを通して実現したいことが次です。これも社会のため、自分のために分けます。

今後のロードマップ

今後はこんなかんじでやっていきます:

普通の仕事で収入を得ながら、self madeインフルエンサーとして、自分の作品や創作を発信、3つの肩書の自分を発信し、知名度を獲得する

最大の目標であった大きなミュージカルの舞台に立つことを実現する

いづれパフォーマンス、クリエイション、性エンターテインメントをかけ合わせたもので起業を実現



ということです。魅せることで自信につながることを知っている、タブーなことじゃない、搾取されない表現を確立させたいですし、自主的になれる人をもっと増やしたいです。


そんな事を考えながら、目標にしながら、日々の仕事をこなしたり、生活したり、欲を満たしたり、幸せに向かってとにかく全力でやりたことだけやって生きているのが私です。

こんな私ですが引き続き応援よろしくお願いいたします!

Marina
2024 Aug 26








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