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ナッジ読書の効果絶大

「ナッジ読書」という記事を以前書きましたが、効果は絶大でした。

妻が子どもの教育を真剣に学び始めてからというもの、我が家には新たな試みがあふれています。学んだ事をすぐ実践できるそのフットワークの軽さは本当に見習いたい。尊敬です。

そんな数ある取り組みの中、特に効果が絶大だったのは、やはりナッジ読書のように思います。

ナッジ読書の記事はこちら

興味関心のあるものだけでなくとにかくランダムにシンガポール日本人会の図書館で借りてきた本をあちらこちら、目につくところに置く。手にとって読んでいた本に関連する本をまた借りてきて置いてみる。2回ともじっくり読んでいた書籍に関連する本は、Amazonで検索して買うかどうか聞いてみる。すると大抵買うという。

こんなやり取りの末、繰り返し読みそうな本は購入します。シンガポールへ都度送ると配送料が高くつくので、ある程度まとまった冊数を頼むようにしています。本が届けば、新刊をどさっと数十冊またランダムに置く。そしてそれを無造作に読み始める。

もしかしたら本屋の平積みをついつい手に取って買ってしまうのはこの辺りの心理を利用しているのかもしれませんね。

そんなこんなで、2021年、相当な冊数の本を読んでいたことになる長女は、急激に知識量が増えたようにおもいます。特に伝記の本などから興味を持った分野を広げているようで、研究とか、発明とか、歴史とか、そういう裏知識が半端ない。親が教えてもらっています(汗)でもそれでいいんです。嬉しそうに教えてくれます。

長女だけではありません。次女も、ことわざの本を眺めていて、授業で出てきたときに嬉しそうに知っている言葉を披露していました。また生き物の飼育や生態に興味があるようで図鑑をしきりに眺めていました。そこから、カブトエビ(孵化に失敗…)、おばけエビ(孵化成功、成長中)、グッピー(先々週購入)などの飼育を始め、生態調査に夢中です。

誰にでも通用するものではないとは思いますが、明らかに、二人の子どもの興味関心が広がっているのが実感出来ます。

親は決して強制しているわけではなく、ただただ伴走しているだけ。

人事の仕事をしていると、環境が人を創るということをよく耳にします。Learning and Development のアプローチの一つに「70−20−10」というのがあります。学びの7割は日々の仕事や生活での出来事から学ぶ、2割は関わる人から学ぶ、1割は研修などから学ぶというもの。この考え方に基づくと、7割は毎日の仕事や生活環境がいかに重要かがわかると思います。刺激のある毎日は、その人を成長させる。そんな事を噛みしめることのできる週末でした。

我が家では子どもに良い環境を提供出来ているのでしょうか…。うーん。未熟なところだらけですので、親の学習の旅もまだまだ続きます。

ナッジ読書家内実地実験の中で、たくさんのTipsを溜めて行き、またご紹介したいと思います。


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Keith
2020年、オンラインで沢山の方にお会いし、たくさんの価値観に触れ、自分の中の考え方が揺れ動いていることに気づきました。この瞬間に、感じたことを言葉で表現してしてみる事にしました。 子育ての事、教育こと、人に関すること、外国人の上司と働くと言うこと。つれづれなるままに。