血糖値が高いと?
こんばんは。
日の落ちるのが早くなってつい2週間ほど前とはまるで違う季節のようです。
でもこんな暑さから寒さへ変わる時期がとても好きです。
前回はグルテンフリーの粉のことについて少しお話しました。
小麦粉でも米粉でも炭水化物の粉は食べると血糖値は上がります。
それは炭水化物は砂糖と同じように消化されるとブドウ糖に分解されて、小腸から吸収され、血液中に入るからです。ブドウ糖や果糖が血糖値を上昇させると、膵臓からインスリンを出して血糖値を下げようとします。血液中の糖を細胞に分配してバランスを取ろうとするのです。
このインスリンの量がきちんと出なかったりうまく働かなかったりすると、血糖値は高いままという状態が続くことになるのですが、それは体にとってあまり好ましいことではありません。
血液中の糖の量が常に高いと、血液が粘性を帯びて詰まりやすくなるからです。
心筋梗塞や脳梗塞を起こす確率が高くなったり、何より糖尿病を発症する危険性が高くなります。
健康な体を保つためには、糖や炭水化物を摂りすぎないようにすることも必要ですね。
けれど、普通に食事をしても体に炭水化物や糖が入れば血糖値は誰でも上がります。
それが急激にならないように緩やかに上昇させるには方法があります。
ひとつは、一緒に食べるものに血糖値が上がりにくいものを合わせ、それを先に食べることです。
お野菜などの繊維質が多いものや、キノコや海藻などを先に食べてなるべく炭水化物は後回しに。
緩やかに上がることでインスリンを出す膵臓への負担も小さくなります。
もう一つは低GI値の食品を摂ること。
例えばお砂糖なら生成された白砂糖よりも甜菜糖などのような未精製の糖や、蜂蜜、アガベシロップなどのように低下GIのものを使うとか。
スイーツは炭水化物や糖を使った食べ物ですから、基本的に食べ過ぎれば血糖値は上がります。
でも、使う素材を少し変えたり、中に入れるものに低GIの素材を入れることで血糖値の上がり方は変えることができるんです。
人間の脳は糖をエネルギーにしていますし、体のバランスを保つためにも糖は必要不可欠です。
それに、忙しい生活の中で甘いものでゆっくりする時間は心を穏やかにする手助けもしてくれます。
上手に炭水化物と糖を取り入れる工夫は身体もこころも健康にしてくれる方法の一つですね。
毎日口にするものを少し変えてみるだけで、身体は変わっていきます。
これは腸内環境が整って善玉菌と悪玉菌のバランスが整うことでもあります。
そんな理由で、私が使うのは米粉だけでなく、低GIのきび粉とか、お砂糖もきび砂糖だけでなくアガベシロップなどを使ったりしています。
粉が多いものは、ナッツやドライフルーツ、小豆なども使ってGI値のバランスを取るように考えています。
私たちの体は、毎日食べるもので作られていきます。
少しでも、体が喜ぶものを取り入れることが、長く健康でいられるコツかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?