解熱
洋服が山になったってアクセサリーの海ができたって満足にはほど遠い あなたの事が好きで知らないことがあってそれを知るための時間があって脳みそが動くための糖分がすこしあってあなたに愛されたい限り私は満足しない 満足なんてできない 妥協も出来なければ満足も出来なくて永遠に求めている 今満足出来ないことに耐えられないから満たすために全部をたべる 全部を知って好きって伝えて光るものをかき集めて本の山を崩す でも次の瞬間の私が満足しない 細かいフレームに分けられた全ての私が満足するように奮闘するけど、その瞬間が達成されない 超新星爆発的な満たされ方を毎フレーム事に繰り返すべくひたすら食べて押し込めている
昔好きになった曲が大流行りして、絶望した 世界ってこんなに絶望してるの? 世界がこんなに絶望してるのに、世界は朝を無限に生み出して夜を無限に終わらせているの? そんな暴力的なことが許されているそんな暴力的なことを許して流布しているのっておかしくない? おかしくないのか 私がおかしいだけなのか 朝と現実が一緒になって来る度にばちっといきたくなってでもここじゃ何も出来ないって信じているから何も出来なくて、それを繰り返してたらそれに関することをだんだん忘れていってたくさんのことを忘れていってある日突然思い出してしまう こんなことをもうさせないでって思うのに止められないしありがたくも思う 私がこうやって新しいことを書けるのは私が苦しんでいるときが多いのだ 安寧の日々を過ごしたって面白いものも痛々しいものも何も書けないからだ だから世界の絶望に気づいた今日は、結構いい日だ もっと書きたい
流行り=チープ(笑)の構図はいっかい置いといていいとして、それが流行るそもそもの仕組みというか、それを受け止める側の感受性の一般化した部分に訴えかける能力というか、そこを見抜く審美眼みたいなもんってすごい あれを作った人ってすごいと思う 一般化した部分が一般化してたらやばいだろって思ってた部分だったから私は今日世界の絶望に気づいたんだけどさ 気づいてなおそこを射抜いてやろうって思うあの人はすごい そんなつもりないんだとしてもそれはそれで超運というか、驚く
現実とファンタジーの区別がついていないからこんなことになるんだろうけど、間違ってなかったと思う ファンタジーは現実から生まれるし、現実逃避は現実あってこそのものだ 現実逃避を繰り返しているとこんなふうにぱっと現実の実態に気づくんだなって学んだ 今日はいい日だね