ライター業を料理にたとえると
2009年から広報紙・小冊子のライティングやオウンドメディア向けの記事を書いています。広報支援系ライター。筆は遅いです。
書いてきたのは、”無難” な文章です。
ちゃんと裏をとり、オフィシャルとして出せる文章。
団体の取り組みや、個人のものづくりを肯定する文章。
”無難” も悪くないけれど、このままでいいのか? という気持ちがあります。とくに題材を頂くところからライティングが始まる点は、このままでよいのだろうかと。
現状を料理にたとえると、クライアントに「なにか食べたいけど、なにがいいのかわからない」と言われて、いま冷蔵庫にあるもので腹持ちのよいおかずをこさえる。わたしはそんなライターです。
ジャーナリズムに乏しいので、「食材を畑や海へ取りにいき…」という表現はできません。「冷蔵庫の食材を提供されている」という感じがします。
このnoteでは、請け負う仕事ではない"書く" に取り組んでいます。ホルモンの下処理とか、トリッパ(内臓の煮込み)とかが上手くできるようになりたい。そういうnoteを書きたいのです。
ライターを名乗っていると「なに書いてるの?」とよく聞かれてアワアワしてしまうのですが、記名記事がなくても、ジャーナリズムがなくても、自分の仕事を心のなかで料理にたとえて考えておくと、しっくりくる説明ができるような気がしました。
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