【号外!アス・ロード⑤】中止の鹿児島、今年こそ行っど!
2020年は、私にもびわ湖放送の国体番組にも大きな転機になりました。新型コロナウイルスの流行で鹿児島国体が中止。滋賀での国スポも2025年への延期が決まりました。国体出張に出られなかったことを受けて始めた番組こそ現在の「アス・ロード」です。
滋賀での国スポ・障スポを目指す若きアスリートの軌跡を追う番組。世界中を暗い空気が包む中で少しでも明るい話題を届けることに加え、自分としては「できる限り取材したことのない競技へ行こう」がキーワードになりました。この番組で取材した1人が、高島市出身のプロトライアスロン選手、内田弦大さんです。
放送したVTRはスイム、ラン、バイクという3競技のハードさだけではなく、自宅を取材して内田選手自身の飽くなき探求意欲や、インターネットを通じた発信力にも迫る内容。今までの国体番組とは全く違うものになり、内田選手は栃木国体前の特別番組でも特集を放送しました。今では国スポを語るうえでも欠かせない存在になっています。
現在は拠点をイギリスに移し、オリンピック出場を目指して努力を続けている内田選手。今回のコラム執筆にあたり、「たくさんの方の支援で自分の夢に向かって突き進むことができている。鹿児島特別国体でも優勝を目標にして、滋賀の皆さんに元気な姿を見てもらいたい」と現地から故郷への思いも話してくれました。
今年の特別国体は10月7日に開幕。
私も3年越しの鹿児島出張、精一杯楽しみながら行ってきます!
【滋賀県スポーツ協会 Bispo!+ 35号(2023年9月30日発行)掲載】