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【イタリアひとり旅】5日目。ピサの斜塔は平衡感覚がおかしくなる。

2023年10月。円安物価高の世の中ですが、20代も残りわずか、ということで強行しました、イタリア旅行!

人生初のヨーロッパ。一人海外は数年ぶり。英語が得意ではないので、ドキドキのひとり旅です。

今回の日程は10日間。ローマ4日間→フィレンツェ3日間→ヴェネツィア4日間。

航空券、鉄道、宿、すべて個人手配なので、好きに予定を組んでみました。その記録をゆるゆると、書いていきます。

1日目の記事はこちら。↓

前日の記事はこちら。↓



しょっぱい朝ご飯を食べて、ピサに向かう。

昨日、階段をたくさん上り下りしたので、足が心配でしたが、問題なく起きられました。本日はピサの斜塔です。

どうせなら登ってみようと、11時に予約をしました。ピサの斜塔って登れるんですね、初めて知りました。

さて、電車で向かうので早々にホテルを出ます。そして朝ご飯を食べます。今日はどうしても、これが食べたったのです。マクドナルド。

卵が入ったハンバーガーと、カプチーノ。

フィレンツェの駅前には、大きなマックがありました。昨日到着して、お店を見つけた時に、明日の朝ご飯はマックにしようと決めました。笑

日本のマックと何が違うのか、気になったのと、しょっぱい朝ご飯が恋しくなったのです。目玉焼き入りのハンバーガーが、どこでも食べられることのありがたさを噛み締めつつ、いただきました。

ピカチュウのおもちゃ。日本のキャラクターがいると嬉しいですね。

さて、腹ごしらえもばっちりできたので、鉄道の切符を買って乗り込みます。この切符は事前予約制ではなく、当日券売機で買えました。座席指定はなかったのですが、どの時間の列車に乗るかの指定は、必要のようです。

日本の切符よりも大きい切符。

約一時間ほどの移動で、着きました。ピサ!

ピサの駅。

ここからは歩き、もしくはバスで、ピサの斜塔を目指すらしいです。私は街を見たかったので、歩いて向かうことにしました。

ピサの街も、かわいい。とにかくかわいいです。

好きな街並み。

左右に並ぶ昔ながらの建物、間に見える空、本当に好きです。

町中の何気ないものがすべて新鮮。

押しボタン式の信号機、みたいなものでしょうか?しばらくすると信号が変わってくれました。

ジブリのような建物。魔女の宅急便を思い出しました。

街を歩くだけで、わくわくするのは、旅の醍醐味であり、ヨーロッパに限らずですが、やっぱりヨーロッパの町並みは素敵ですね。

ようやく、遠くのほうに見えてきました!

見えてきた、ピサの斜塔。
ピサの斜塔。ちゃんと斜めでした。

実物を見ると、意外と大きかったです。そして観光客も大勢います。トイレのマークがあったので、借りようと建物に入ったら、あなたのチケットじゃこの建物は入れないよ、と断れてしまいました。

ピサの斜塔周辺には、いくつかの建物があり、それぞれ入るのにはチケットがいるようです。私は今回、ピサの斜塔だけだったので、入れませんでした。

トイレは公園?が管理している外のトイレがあるのですが、すごく並んでいます。早めに行ってよかったです。もちろんイタリアなので、お金がかかります。

トイレの行列。

予約の時間までピサの斜塔の写真を撮りつつ待ちます。例の支える構図で撮りたかったのですが、さすがにお願いするのが恥ずかしくて、断念してしまいました。笑

さて、いよいよ入場です…!

ピサの斜塔の入り口。

昨日、登ったドゥオーモよりも低いから大丈夫、と登り始めたのですが、こっちは斜めになっているので、違った意味で大変でした。

平衡感覚がおかしくなりました。本当に、壁伝いじゃないと登れないのです。体が斜めになります。不思議です。

そしてこちらも、もちろん降りてくる人もいるので、すれ違いが大変です。

下りの写真ですが、人がぎりぎりすれ違えるくらいの幅しかありません。

そんなこんなで、どうにか展望台に到着しました!

頂上!

高さはそこまでないものの、やっぱり景色は綺麗ですね。ただそんなに広くないので、人も多く、ある程度見たら十分満喫できました。ピサの斜塔は登ること自体に価値があるように思います。

隣の建物が見えました。

斜めなので、帰りのほうが大変でした。ちなみに階段の降り口は、登り口と共通のこちらです。もう怖い。(高いところは正直あまり得意ではないのです…。)

階段の入り口。

降りてからもいろんな角度で写真を撮っていると、いろんな人に撮影を頼まれました。観光地だから、みんな親切です。

その中で一組、中国人のご家族がいました。親戚一同で来ていたのでしょうか、5人以上の大人数でした。写真を頼まれたので撮ったのですが、12歳くらいの女の子が、撮る前から泣いた跡があり、撮った後も泣いていました。

どうにか写真は撮れたのですが、あのくらいの年齢だと、いろいろありますよね。私もそのころの写真はむすっとしているものが多いです。いつか大人になったときに、あの時こんな理由で嫌だったんだよなぁと言えるようになると良いなと思ったりしてしまいました。

さて、そろそろお昼の時間、ということで、お店を探します。少し歩いたところに、よさそうなお店がありました。開店前だったので、少しお店の前で待ちます。

奥の白い建物のお店でお昼をいただきます。

待っていると、若い女性に話しかけられました。見た目はヨーロッパ系の人に見えます。どうやらスマホの充電が少ないようで、充電器を持っていないかと聞かれました。

フル充電した充電器を持っていたのですが、私Androidユーザーでして、iphoneのケーブルを持っていなかったのです。どうにかそう伝えると、伝わったようです。彼女も一人で旅行しているのでしょうか?ちょうどお店が開店したので、中に入ると、私の後に一人で入ってきました。

スマホの充電、ないと困るよなぁ、どうにかできないかなぁ、と思いつつ、席でメニューを見ていると、また先ほどの女性が近づいてきました。どうやら別のアジア人の女性に、ケーブルを借りられたようです。なので食事の間、充電器を貸すことができました。良かったです。

ということで、私の選んだ料理がきました。トマトパスタのセットです。

トマトパスタ。奥のパンもセット。
マッシュポテトとローズマリーのグリル。

この副菜の、マッシュポテトのローズマリー焼きみたいなのが、めちゃめちゃ美味しかったです。ただ、頼んでから、パスタ、芋、パンと、炭水化物だらけなことに気が付きまして、お腹がパンパンになりました。笑

レストランから出る際に、充電器を貸した彼女が食事中だったので、外で待っているねと伝えにいったら、もうある程度充電で来たから大丈夫、ありがとう!と返してくれました。つたない英語でもやり取りできて、良かったです。

ちなみに、こちらのセットで9.5€。当時のレートで1535円でした。昼食は基本レストランで、パスタを頼んでいたのですが、このお店が一番良心的なお値段でした。しかも美味しかったので、最高です。

食べ終わって外に出たら、行列でした。

お腹も満たされたので、お散歩しながら駅へと向かい、フィレンツェへと戻ります。


ジョットの鐘楼にも登る。

ピサを十分満喫したので、フィレンツェへと戻ってきました。

予定よりも早い列車に乗れたので、時刻はまだ14時半。16時の予約まで時間があるので、行ってみたかった、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に向かうことにします。

駅から歩くこと数分、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に到着です!

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の内装。おしゃれ。

こちらは歴史ある薬局ということで、天然のハーブを用いたせっけんや香水なんかをメインに扱っているようです。

ハンドクリームでも買おうかなと持ったのですが、ちょっと予想以上に高級品で、どうしようかと迷っていたら、お店の人が、リップクリームを進めてくださいました。日本語で。

どうしよう、とつぶやいた言葉から、日本人だとわかったようです。すごく流ちょうな日本語で話しかけられて、びっくりしました。多分昔は日本人観光客が多く訪れていたのでしょう。リップクリームならそこまで高くなかったので、購入しました。(それでも普段ドラックストアで買うものよりはお高いです。)

お店の前のショーウィンドウも素敵でした。

さて、お次はジェラートです。一日一回、ジェラートを食べる、引き続き継続中です。

ホテルの近くに美味しそうなお店があったので、こちらでいただきました。直前に少し雨が降っていたのですが、止んだようで良かったです。

マンゴーとブォンタンレンティ。2.5€。当時のレートで403円。

そしてこちらでも、また日本語でお店の人に話しかけられました。「日本人ですか?」と。どうやらマンゴーの発音で日本人ぽいなと思われたらしいです。笑 ジェラートの留学中、とおっしゃっていました。

そこでおすすめされたお味「buontalenti(ブォンタンレンティ)」がめちゃめちゃ美味しかったです。生クリームのようなジェラートなのですが、軽くて食べやすいお味でした!どうやらフィレンツェの伝統的な味らしく、ここで知ることができて良かったです。ありがとうございました。

さて、そろそろ時間ということで、ジョットの鐘楼に向かいます。体力は、まだ大丈夫そうです。

入り口から見上げてもかっこいい。

縦に長い建物なので、下から見上げると迫力があります。昨日のドゥオーモ寄りは少し低いですが、それでも結構な高さです。

前日のドゥオーモ、今日のピサの斜塔共にそうでしたが、登っている途中で外が見られる場所が何か所かあります。

窓だけだったりするのですが、こちらは途中で結構広い場所がありました。そこからだとドゥオーモはこんな感じで見えました。

ジョットの鐘楼の途中からの景色。

カメラでズームすると、建築の細かいところまで見えます。これはすごく良かったです。ここまで細かくこだわるのかぁと感心してしまいました。

この高さにこの彫刻はすごい。

さて、まだ登ります。登り続けること数分、ようやく一番上に到着です!

昨日登ったドゥオーモが左手に見えるこの景色、最高です。

昨日登ったドゥオーモより、少し低いはずなのですが、あまり低さは感じませんでした。そしてこの景色、最高ですね…!

ドゥオーモとジョットの鐘楼、どちらに登るかは、難しい悩みだと思います。なので私は滞在を2日以上にして、両方登る作戦にしたのですが、両方登ってよかったです。

ドゥオーモに登らないと、最後の審判を近くで見ることができない、ジョットの鐘楼に登らないと、ドゥオーモを近くで見ることができない。これは本当に両方登ってよかったです。足、がくがくですが。体力すごく使ってしまいましたが。それでも両方登れるなら登ったほうがいいですね。

鐘。

ちなみに、鐘楼ということで、ちゃんと鐘がありました。今は鳴らしていないようですね。この鐘も大きかったです。

さて、頑張って降ります。もう足は限界です。笑

限界、と思いつつも、翌日はヴェネツィアに移動する予定だったので、どうしても一か所だけ見に行きたいので、歩きました。それがこちら。

ヴェッキオ橋

有名観光地のヴェッキオ橋です。フィレンツェ最古の橋で、宝飾店が入っているとか。もう、ちらっと見て、満足です。それだけ疲れていました。笑

あと、ローマで換金した1万円が少なくなってきたので、こちらでも換金しました。1万円=59ユーロ。基本カード払いできるお店はカード、それ以外を現金でやりくりしています。ある程度カードが使えるお店が多くありがたかったです。

さて、一度ホテルに戻り足を休めてから、晩御飯探しに出ました。本当はレストランでリゾットを食べたかったのですが、調べたお店はどこも入れそうな雰囲気ではなく、結果、昨日の市場に戻ってきました。笑

ピザ一枚。当時のレートで2100円。13€。

ということで、ピザです。一枚です。一人で食べます。

お腹が空いていたので、食べられるかなと頼んでみたのですが、めちゃめちゃきつかったです。味は美味しかったんです。美味しかったんですけど、途中から苦しかったです。でも全部どうにか食べました。美味しかったです!

スーパーで水を買って、ホテルへと戻ります。しっかり休んだら、明日はお昼の鉄道で、ヴェネツィアへと向かいます。

翌日の記事はこちら。↓


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