#03 弟

弟が実家の家業の社長に就任したのは13年前。業界的には若い社長だった。
弟が中1の時、父は他界した。
時期社長になることは、うっすら意識しながら育ったものの
社長になると言うプレッシャーはあったと思う。

早かった父の死。
直後は叔父が4代目社長に就任し、弟が5代目に就任したのは32歳のときだった。

***

大人になってから、弟と一緒に呑むことが時々あったが
サシ飲み(2人で)は初めてだった。

のんべえ兄弟なので、「ちょっと濃いめね?」とハイボールをつくったり、
最近はぬる燗好きになったのもタイミングがぴったりだった。w

ここおいしいよ〜〜!


「のみに行こ!」と誘い、
実家の近くの長女がバイトしていた居酒屋へ。

「改めまして、社長になって何年?」
「社長になってまずやったことって何?」
「怖くなかった?」
「売上はどうなの?」

酔う前に、とちょっとペースをあげて聞いていたら

「なに?今日は取材なん???」と気づかれw

「いや、改めてさ社長になってから経営者として話を聞くってしたことなかったじゃん?」と話を進める。

***
年に2回、100人の社員と社長自ら必ず面談をしていること。
社員の要望も聞き取り、いつも見ているよとコミュニケーションをとること。
社長として外部とつながりを作り、自然と売上をあげていくこと。
「俺は運がいい」といつも思っていること。
「でもさ、俺、不安症だからさ、〇〇の勉強もしてる」という話もでたりして。

危機管理をしながら、攻めも守りもしている。
さすがだ。

社長になりたての私にはきっとまだ想像もできない挑戦をし続けている。

お嫁ちゃんを盟友として信頼していること、
かわいいこどもたちのこと、も話しながら
「家族」にきちんと言葉で伝える大切さを話していた。

うん、我が弟だ!
あの母に育てられ、わたしたちこうなったよね!なんてことも話したりしておもしろかった。

2人で日本酒6合、ハイボール4杯、生レモン酎ハイ3杯、、、
帰宅してからももう1杯。

うん、話半分わすれているけど楽しかった。
また呑みに行こう!

三春の紅葉も色付いてきたよ!


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