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ニャウ配列を使い始めて一ヶ月

ニャウ配列を使い始めて、一ヶ月が経過したので、現状を書いてみようと思う。
結論だけ先に記すと、速度的にはqwertyローマ字には全く及ばず、打ちこなすに至ったとは到底言えないのが現状だ。運指の楽さは当初から実感している一方で、成長らしきものは正直実感できていない。
これは、いわゆる新配列の学習につきまとう問題だろう。初日の動画と比較すれば差は明らかなのだが、常に「現在のqwertyローマ字」と比較してしまうので、成長を実感しづらいのだ。

現在のニャウ配列(タイピング動画&配列図)

まずは物証ということで、本記事執筆中の動画を示す。

別段、とんでもなく遅いというほどでもなかろうかと思う。撮ってるだけで緊張は拭えなかったし。一ヶ月でここまで仕上がるなら、設計者本人であるというゲタは履いているものの、習得しやすさにおいてはなかなか優れているという評価を下してもいいのではなかろうか。
運指の楽さ、指の動きの少なさについては、諸兄の判断に任せたいと思う。あらゆる配列が完璧ではありえないわけで、僕自身もうちょっとなんとかならんのかと思うところがないではないが、qwertyローマ字に比べれば動きの少なさは明らかであろうと思う。

また、ニャウ配列そのものもいくらかの変更を加えている。動画冒頭にも示したが、現在僕が使用している配列図を改めて示す。

左手(行キー)側は、ナ行・カ行を一つ手前にずらして、玉突き式に濁音を左にずらし、はみ出たバ行が奥側に回った格好だ。
右手(段キー)側は、かなりの回数マイナーチェンジを繰り返したのだが、最終的には、「ん」と「ー」を小指に割り振り、「っ」のみを人差し指に逃がした格好になっている。
運指的には全部小指である──人差し指~薬指のどこからでも繋がることが望ましいのだが、さすがに小指が耐えられなかった。というか今でもちょっと負荷が重い。「ん」は絶対に譲れないと思うので、「ー」だけでも逃がしたいが、いい場所がないので悩んでいる。

上達「感」はマジで全然ない

んスよね~~。

初日の動画と比べると差は明らかで、実際にはちゃんと上達しているのだ。

しかし、仕事でqwertyローマ字を使わなければならないので、どうしても「現在のqwertyローマ字」と比べてしまう。
それはまあ、二十年以上の経験差がある上、平日はqwertyローマ字の方を多く使ってるのだから、そうそう逆転できるはずもない。
ローマ字を含めたアルファベット入力への悪影響がないではないし、正~~~~直現時点では、「やってよかった」とまでは思えてない……んだよなあ。

やっぱり、

qwertyローマ字を使わないわけにいかない
かつ
qwertyローマ字で我慢できないわけではない

人が、いわゆる新配列に手を出すのは相当覚悟がいると思う。これは折れる。

僕が今のところそうではないのは、当然ながら「自分で考えたメソッドであること」が大きい。意地になってるとも言えるけど、「最終的にはコッチのほうが楽」という確信が、理屈があるからだ。
どこまでなら変えていい(長所を失わない)かもわかってるから、気に食わない所があればいじるのにも躊躇がないし。

やっぱりな~~、最初から新配列でタイピング覚えるべきなんだよな~~~~。それが一番難しいんだけど……

qwertyローマ字を完全に捨てられる」人なら、そうしたストレスは遥かに少ないと思う。
ローマ字用新配列だとショートカットにも影響してしまう(させないようにするにはひと工夫必要だ)が、かな入力か行段入力ならそうした問題もない。
捨てられない人は…………キーボード小さくするのが先だよな……。

いや、もちろん、僕はqwertyローマ字はひどいしJISかなは輪をかけてひどいと思うので、いかなる状況であれ他のメソッドをやりたいという人は全力で応援します。でも「どうせqwertyローマ字から逃げられないなら全部それでいい」という、かつての僕自身を説得する言葉は……まだ持たない…………

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