ムーミン・コミックス 第4巻
家をたてよう
ミイがムーミン一家と暮らし始めるエピソード。
ミイに部屋を追い出されたけど、ミイに唆されて家を建てることになったムーミン。
四苦八苦しながら釘を打っては失敗してしょんぼりしてる姿がなんとも哀愁漂うことか!可愛い。ふと冷静になるとかわいそすぎて可愛いとはこの事かもしれないと思う。
一番好きなシーンは、ムーミンが苦労してる事を聞いたスノークの女の子が励ましに行くシーン。
おうちをたてるのは楽しい?しっぽのふさはほんとにとれちゃったの?
楽しくない!取れた!だからなんなのさ!
から始まる7コマ。
失敗の跡を愚痴るムーミンに、ポジティブに返すテンポの良さとちょっとへんてこりんな返しで、まだ出来ても居ない家なのに、一緒に暮らそうとする所がいじらしくて、良いなぁ。素敵なスノークの女の子だなぁと思う。
このお話はミイが可愛く建設許可をもぎ取る所も印象的。
ムーミン!建設許可がおりたよ!
って走りながらいうミイの台詞と頬を赤らめてる様がムーミン愛されてるなぁ、ミイってこういう所あるから憎めないんだよなぁと思う所以です。
ミイ好きな人の気持ちわかっちゃう。
結局、ムーミンは
ミイ一家に振り回されて最終的には床も柱も曲がってる家を作り上げました。
ムーミンにとっては住みづらくてもミイ一家には住みやすく出来あがってます。
最後はミイ一家にプレゼントして大円団!
優しいお話に仕立ててあります。
このお話は振り返ると、同じ本に収録されてるムーミンの恋と似てる点がありませんか?
スノークの女の子の容姿と含めた可愛さと感情的な面を重要視する所を良い点でも悪い点でも描いてるのかな。
今まであんまり知らなかったミイの一面とかスノークの女の子の一面を知る素敵なお話でした。
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